苦節10年、伊藤健人がタイトル初挑戦。前回敗れた王者・里見柚己は「恥をかいた。失神させる」と倍返しを予告【Krush】
苦節10年でついに王座初挑戦となる伊藤健人
伊藤は「ちょうど2月でデビューから10年ぴったりなんです。10年目の2月でタイトル戦が来たということも因縁を感じたし、この10年でいろいろ苦労も苦しい思いもしてきた。たくさんの方に迷惑もかけてきたので、お世話になっている方の思いも含めて、この試合に必ず勝って、ベルトは必ず巻きます」と苦節10年でつかんだチャンスにかける思いを口にした。
一方、里見は「9月に地元の横浜で伊藤選手に思い切り倒されて、恥をかいた。本当は年内のうちに借りを返したかったが、ケガなどが重なって2月のタイミングになってしまったが、来年の2月は横浜でやられた倍返しではないが、Krushのリングで失神させようと思っている」とリベンジに燃える。
前回の対戦を経ての相手の印象を問われた際には、伊藤が「自分が見ているのはKrushのベルトだけなので、今、里見選手に思うことはなにもない。作戦とかはなにもなく、全身全霊ですべてをぶつけるだけ。相手がどうこうより自分を出す」と語ると、里見は「ああいうパンチで倒されているのでああいうのには気を付けないといけない。自分がカウンターを合わせに行ったところを予想してないところからパンチが来て、ひっくり返った。今度は自分が思い切りいこうと思っている。いろいろな人に見てもらって対策している。9月も1Rは想定内の動きができていた。今回もしっかり仕上げてやるので、特にこれを意識するというのはなくて、倒せる攻撃を練習している」と対照的な言葉が並んだ。