初防衛戦の髙橋直輝が室伏広治氏に倣った“ハンマー特訓”でパワー強化へ。挑戦者の横山朋哉は「2年前の忘れ物を取りに来た」【Krush】

この日も絶好調だった髙橋直輝

 横山は「2年前の忘れ物を取りに来た。このベルトは誰もが獲れるものではなく、あれ?と思うような選手が獲ったり、ずっと狙っていた選手が獲れなかったりと価値のあるベルト。あと2カ月、しっかり追い込んで必ず獲りたい」と王座獲得への意欲を見せた。受けて立つ高橋は「忘れ物を取られないように。自分がしっかり勝ちたい」と返した。

 互いの印象について横山は「試合の印象は特にはない」と言いつつ「60kgに上げて連勝で来ているので、向かい合ったときに何かを感じる選手なのかと思っている。もちろん油断はしていない。何かあったときのことを考えて練習している」とも語った。髙橋は「正直、めちゃ強いんじゃないですか。僕はずっと前から強いなと思って見ていて、この人とやりたいなとずっと思っていたので楽しみ」と横山を強敵と認識。

 相手より勝っているところについては横山は「破壊力、爆発力は僕のほうがあるのかなという印象」、髙橋は「絶好調な気持ちですかね。それは冗談ですが、スピードは負けてないかなと思う」と語った。また髙橋は横山について「破壊力がすごいと思うが、それより柔軟性がすごいと思っている。相手に合わせた戦い方をする。パーの選手にはチョキ勝負してという感じ。そこに僕もグーチョキパーを合わせていこうと思っている」とも評した。