勝村周一朗がSOG世界無差別級王座をガンプロに奪還し2冠王に。大家健が1・4板橋で無差別級、1・6豊中でタッグ王座に挑戦【ガンプロ】
最後は勝村の音頭で「ウィー・アー・ガンバレ☆プロレス!」の合唱で2023年の最終興行を締めくくった。
バックステージで勝村は「イサミさんがプロレスで勝負してくると言ったんで、じゃあプロレスで勝とうと。格闘技じゃなくて、プロレスで勝とうと。最後、ムーンサルトを用意してきて。じゃあプロレスで勝ったかというと、そんなことなくて。やっぱ木髙イサミって、すごいなって。歴代のチャンピオンいろいろいるけど、このベルトを持って、木髙イサミを超えるのは、実際に戦わなくても超える方法はあると思うので。それをベルトを巻きながら探していきたい。(大家の挑戦表明は)まさかです。羆嵐に勝つと思ってなかったし。今日締めたのは40代後半、アラフィフの俺たち。俺たちでもっとガンプロを引っ張っていきたい。1・6で(パートナーの)和田拓也は46歳、HARASHIMAさんは俺らより上。すげぇ試合やって、若手をビビらせてやりたい」と話した。
王座から陥落したイサミは「ガンプロで、もうちょっと旅を続けたかったんですけど。負けてパスポート延長と言われるのはしゃくだし、ガンプロでの旅はこれでいったん終わりかもしれないけど、俺のプロレスの旅はまだ続くので。(フィニッシュは)意表を突かれたどころじゃなかった。完膚なきまでに勝村周一朗のプロレスに負けました。プロレスに、プロレスで負けました」と語った。
無差別級、タッグと連続挑戦が決まった大家は「日本を元気にするのは、どの世代が頑張ればいいと思う? アラフィフだよ。50年生きてる俺たちが頑張らなきゃ、若い人たちが無気力になっていくでしょ。思い立ったら吉日、王様にタイトルマッチ申し込んだらOKもらえるだろ。HARASHIMAさんはもうすぐ50歳なんだよ。日本、世界、地球すべてを、俺たちアラフィフが元気にします。俺は1月6日には2冠王になっています」と意気上がった。
◆第一試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
〈王者組〉○翔太&高尾蒼馬(10分0秒、雁之助クラッチ)石井慧介●&入江茂弘〈挑戦者組〉
※第80代王者組が3度目の防衛に成功。
◆第二試合 30分一本勝負
真琴&○HARUKAZE&バニー及川(11分59秒、片エビ固め)夏すみれ&YuuRI&リアラ●
※炎のスピア
◆第三試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○長谷川美子(6分50秒、エビ固め)遠藤有栖●
※ダイビング・ダブルニーアタック
◆第四試合 30分一本勝負
○宮本裕向(10分2秒、片エビ固め)中村宗達●
※ムーンサルト・プレス
◆第五試合 ガンプロvsGLEAT全面対抗戦~ガンプロ名物イリミネーション10人タッグマッチ 時間無制限勝負
〈GLEAT軍〉カズ・ハヤシ&田中稔&伊藤貴則&チェック島谷&頓所隼(4-5)今成夢人&和田拓也&渡瀬瑞基&冨永真一郎&前口太尊〈ガンプロ軍〉
【退場順】
①○ハヤシ(5分17秒、片エビ固め)冨永●
※ファイナルカット
②●頓所(10分0秒、片エビ固め)渡瀬○
※ヴェネチアン
③○伊藤(11分55秒、オーバー・ザ・トップロープ)前口●
④●伊藤(12分9秒、オーバー・ザ・トップロープ)今成○/渡瀬○
⑤○稔(15分37秒、HEATクラッチ)渡瀬●
⑥▲稔(17分25秒、両者オーバー・ザ・トップロープ)和田▲
⑦●島谷(19分36秒、体固め)今成○
※ルー・テーズプレス
⑧●ハヤシ(20分13秒、片エビ固め)今成○
※ラリアット。1人残りでガンプロ軍が勝利。
◆セミファイナル スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○大家健(14分3秒、片エビ固め)羆嵐●
※新・炎のスピアー
◆メインイベント スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉●木髙イサミ(19分47秒、片エビ固め)勝村周一朗○〈挑戦者〉
※ムーンサルト・プレス。イサミが5度目の防衛に失敗、勝村が第6代王者となる。