GENERATIONS 数原龍友が誕生日に2023年のライブ納め 鷲尾伶菜と共演も
そして、GENERATIONSのライブとの違いに触れ、「(GENERATIONSのライブでは)いつまで振らなあかんねんってくらいフラッグ振るでしょ?今日は特に振り回すものはないです」とコメント。客席のファンを笑わせると、「(今日は楽曲に)浸ってほしいなという。そんな内容になっています」「遅めのクリスマスプレゼントじゃないですけど。少しでも皆さんの冬が温かくなるような、冬にピッタリのライブ内容を用意してきましたので、引き続き楽しんでください」と語り、次の楽曲へ。
アコースティックギターの柔らかな音色が響く中、目を閉じて思い出に浸るかのような姿で「Nostalgie」を歌い始めた。数原のクリアで深みのある歌声は、生きることや大人になることについて描いた歌詞を、聴く人の心にじんわりと染み込ませていく。
そして、GENERATIONSの楽曲から「A wish for you -キミを願う夜-」を披露すると、平成の名バラードを2曲続けてカバーした。まずは冬の定番曲である桑田佳祐「白い恋人達」を、楽曲の一部にクリスマスアレンジを入れ込んで圧巻の歌声で表現。そのまま、中西保志が1992年にリリースしたバラード「最後の雨」を切なげな声色で歌い上げた。
ここで数原は客席に手拍子を求め、「大好きなアニメの主題歌を歌いたいと思います」と前振りを行うと、これまでの雰囲気から一転して人気アニメ『ONE PIECE』のオープニングテーマ「ウィーアー!」(きただにひろし)を披露。生バンドによるロックな演奏の中で力強い歌声を響かせ、楽曲の途中ではバンドメンバーの紹介も行って客席を楽しませた。
歌い終え、「楽しいね」と話し始めた数原。GENERATIONSは「Hard Knock Days」でアニメ『ONE PIECE』の主題歌を務めたこともあるが、数原はその事実に今でも驚きを感じることがあるといい、「よくよく考えたら、『ONE PIECE』の主題歌ってすごいことをやらせていただいていたんだなってちょっとでも感謝の気持ちが尾田(栄一郎)先生に伝わればいいなと思って、『ウィーアー!』を歌わせてもらいました」と、先ほどのステージに込めた想いを語った。
そして、数原が客席に「あっという間ですが、次で最後になります」と告げると、ファンからはコンサートの終了を惜しむ声が。その声を受けて数原は「やっぱり皆さんと一緒に作っていく感じとか、ごまかしの利かない、本当に歌と演奏で作っていくスタイルが楽しいです」「僕の好きな音楽、好きなカルチャー、いろんなものをお届けできる機会を設けていこうと思うので、来年もGENERATIONS、そして数原龍友をよろしくお願いします」と、来年も再び今夜のようなコンサートを実現することを約束。最後にギタリストの上條、シンガーソングライターや音楽プロデューサーとして活躍するMhiroと共に作曲した「Better With You」を披露して、本編を終了した。