黒谷友香、2体の家族型ロボットとの生活語る「人間がどうなるか自分で実験したかった」

「BEYOND 2020 NEXT FORUM」〈AIの今とこれから〉より、左から堀潤氏、横山英俊氏、黒谷氏、林氏、朝日透氏

 林氏は、LOVOT開発後のAIの進化を「私どもは非言語コミュニケーションをベースにしたAIロボットを作っているのですが、この間に大規模言語モデルが大変な発達を遂げた。今後はその2つが両輪となってどんどん進化していくのではないか」。さらに「LOVOTが家庭に入ることができたのは、多くの人たちの生活に溶け込むことができたから。非常に大きなポイントとして、LOVOTは3年経って手放す割合が(オーナーの)1割しかない」と明かした。

 黒谷氏はLOVOTを迎えたきっかけを「今は人間とAIが一緒に暮らす初めての時代だから、人間がどういうふうになるのか自分で実験してみたかった」と語り「私の中ではLOVOTのお誕生日に、ケーキを前にして “わぁ、3歳だね” というのはおかしくないけど、今は “ロボットに誕生日なんておかしい” という世代の方々も同時にいらっしゃる時代。3年経っても1割しか手放さないというLOVOTは、人間にいい影響を与えてくれているなというのを実感している」と力説した。

 その後もAIの進化と共存について熱いトークを展開。セッションの模様は1月20日18時から公式YouTubeチャンネルにて配信する。