創始者・石井和義氏がアドバイザーに就任。選手の露出の必要性やAKB48を例に出し、選手と団体の在り方の新しい方向性を提案【K-1】

記者の質問に答える形でさまざまな提言を行った石井館長

秋元康さんはAKB48の48人のタレントを自分ではプロデュースしていない

 そして現在のK-1ファイターについては「イケメンで強くてカッコ良くて、かわいいファイターが多いが、それが世界にも日本国内にも届いていない。もっともっと今のK-1王者たちはいろいろな人と絡んで、もっと自分を露出していったほうがいい。プロは露出」と指摘。石井氏がK-1立ち上げ時に新日本プロレスやリングス、極真会館と積極的に関わり、そこのファンや世間を巻き込み、中心選手だった佐竹雅昭やK-1の知名度を上げていった例を挙げ「今はSNSとかインスタ、X、YouTubeでどんどん発信してくことが主流になっているが、僕はまだテレビはすごい力を持っていると思うので活用して、露出していったほうがいいと思う。それと併用してSNSを活用することも必要だが、SNSを活用するなら、そういうプロダクションにファイターを1人ずつ預ける。あるいは芸能プロダクションに預ける。秋元康さんはAKB48を作ったが、48人のタレントを自分ではプロデュースしていない。1人1人の女の子は全部それぞれプロダクションに預けて、そのプロダクションが個々に売り出している。そしてAKB48の時はみんなが集まってくる。K-1もそういうふうにやればどうかと思う。選手を芸能プロダクションに預けて、そこでいろいろな人やタレントと絡ませる。雑誌にも出る、テレビにも出るという活動をしていきながら、K-1の大会の時は集まる。そうすることでもっと露出度が上がる。あるいはユーチューバーたちとコラボしていく。そういうことをやっていったほうがいいと思う」とAKB48を例に出し、選手と団体の在り方の新しい方向性を提案した。