初防衛戦の志朗「挑戦者が誰であろうと勝たないといけない」、挑戦者の田丸辰「相手どうこうではなく自分を見てもらいたい」【RISE】
会見で田丸は「去年はRISEのビッグマッチに全部出場させてもらって、5試合全部勝てて、2023年のRISEを引っ張ってきたという自負はある。今年は勝負の年だと思っているので、選手としての価値を高めて田丸辰を見せていきたい」、志朗は「試合が決定したのは2~3日前。それまでは誰と戦うんだろうという感じだったが、誰が来ても構わなかったし、王者である以上、挑戦者が誰であろうと勝たないといけないと思っている。“防衛するほうが難しい”と言われているので、しっかり防衛してベルトを守りたい」とそれぞれ語った。
今回は志朗の適正階級である−55kgでの戦い。この日向かい合ったうえで2人はあまり体格差は感じなかったと口をそろえたが、田丸は「自分自身の動きとかは気にしていないが、相手は55kgが適正だと思うんで、そこでどれくらい変わるのかなというのはある」と警戒。また、かつて55kgで鈴木真彦に敗れているのだが「あの時は17歳で体も子供だったと思うし、当時は無敗だったので、勢いとか怖いもの知らずという感じで戦っていたと思うが、ケガや挫折を経験して、今はいい状態でいるのであの時とは全然違うと思っている」と約4年半前との違いを強調した。
志朗は「落として強くなる選手はあまり聞かないじゃないですか、全競技において。1kgを脂肪で落とさないといけないので、練習で疲労がたまっているのに炭水化物の量などを増やせない状態が続いて、パフォーマンスやスタミナ的に落ちる部分があるので、1キロは格闘技では重要だなと自分は身をもって分かりました」と昨年のトーナメントを経験したうえでの1kgの意味を語った。