納谷幸男が1・28後楽園でのKO-D無差別級王座獲りに気合「上野勇希という強大な敵を倒さなきゃいけない」【DDT】
遠藤をを破った後、上野と対峙する納谷
優勝を手にした後には涙も流れた。「今までデビューしてから笑われ、酷評され、バカにされてきた自分がいて。DDTに来てからも鳴かず飛ばずで、チーム・サラブレッドとかやりたくないことをやっていた自分がいた。悔しくて。でも、ここまでやってきたことが、ようやく叶って。うれし涙です」と振り返る。
上野への挑戦が決まり、タイトルマッチに向けて前哨戦も戦ったが「やっぱりチャンピオンだなって思いました。たたずまいとか雰囲気とか、1年前とは違いましたね」と実感。「今さら何かを考えて、何かを変えるなんて器用な人間じゃないんで、今までやってきたことを貫き通すだけです」とふだん通りの戦い方で臨むつもりだ。
1年前に敗れた上野との対戦だけに「2度同じ相手に負けないという思いはあります」とキッパリ。王座戴冠がなれば「今まで自分が勝てなかった相手を倒したい」という思いはあるが、あくまでも1・28後楽園決戦に焦点を定める。「まずは1月28日に集中して、上野勇希という強大な敵を倒さなきゃいけないので。先のことより、(上野勇希を)倒さなきゃいけない思いが今は強いです」と上野戦での必勝を期した。