DEEPは歌い、語りかけるーー。新曲「Darlin’」で聴かせる新しいアプローチ
「少し余裕のある感じのDEEPを表現できる」
「Darlin’」は、話題のドラマ『BLドラマの主演になりました』の主題歌として制作した楽曲だ。近年は6人編成のコーラスグループのDEEP SQUAD(メンバーはDEEPの3人と、WOLF HOWL HARMONEYのSUZUKIとRYOJI、THE JET BOY BANGERZの宇原雄飛)として活動してきたため、DEEPの名義では約5年ぶりの新曲になる。
楽曲制作には昨年の“年も押し迫って”のタイミングで着手。「12月になってた? 完成するまでには3週間? 1カ月はなかったんじゃなかったんじゃないかな… 」と、YUICHIRO。TAKAもKEISEIも「めちゃくちゃ急だった!」と言いながらも、なんだか楽しそうだ。
TAKA:限られた時間のなかで曲を集めて選んでレコーディングしてバンバンバン。めっちゃ急ではあるんですが……ぶっちゃけこういうのには慣れてます(笑)。前の話になりますけど、1週間で3曲レコーディングすることもありましたしね。大変なのはスタッフさんじゃないかな。僕らは作り始めればできちゃうんで。大変だったところをあげるとするなら歌詞ですね。ドラマサイドとやり取りがあるんで。それも強いてあげるならということで。
ドラマのために集めた曲のジャンルはバラバラ。DEEPならではの壮大なバラードもなかにはあったという。そのなかから3人が選んでドラマサイドに提案した「Darlin’」はリラックスしたテンポの優しい気持ちになるナンバーだ。
TAKA:歌い上げる曲ではないし、サビのキーも高くない。いわゆるDEEPのイメージとは逆ですよね。うまい言い方とはいえないけど……さらっとしてる。キャリアも長くなってきましたし、少し余裕のある感じのDEEPを表現できる曲で、僕らにとっても新鮮です。
KEISEI:全然歌ってなくて語ってる系。今こうして話してるみたいな感覚の曲です。40代に入り、また差しかかろうという僕らがリラックスして歌を楽しんでるっていうのを出せる曲。他の作品と違って出汁の出方が違うかもしれないなあ。低温調理なんですよ、沸騰させないの。
リラックスしていて余裕があり、ほっこりする。そんな「Darlin’」が“スピード仕上げ”だということに驚く。