鈴鹿央士「龍を描いたらミジンコに」アメリカ印象派絵画に感激しつつ自身の絵心は「皆無」
「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展(1月27日から)の取材会が25日、上野・東京都美術館にて行われ、展覧会オフィシャルサポーターを務める俳優の鈴鹿央士が登壇。写真撮影が趣味という鈴鹿が印象派絵画から受けた刺激を語った。
ほとんどが初来日となるウスター美術館の印象派コレクションを中心に、モネやルノワールなどのフランス印象派やアメリカ印象派を代表するハッサムなどの油彩画約70点を展示。これまで日本で紹介される機会の少なかったアメリカ印象派の魅力を紹介する展覧会。
本展でオフィシャルサポーターと音声ガイドを担当する鈴鹿。「僕自身、心待ちにしていた展覧会。今日、会場で鑑賞して、やっぱり実際の大きさや絵の具の質感など、今日見てみて分かったことも多かったです」と言い「ずっとグランドキャニオンを描いた(《ハーミット・クリーク・キャニオン》)が気になっていたんですけど、想像していたより大きくて、絵の具のかすれた感じや雲の流れ方など、写真で見ていたときより動きが見えて。風が強かったんだなととか想像がふくらんで楽しかったです」と目を輝かせた。
サポーター就任以来、絵画について自分なりに勉強していたと言う鈴鹿だが「少しは詳しくなったと思うんですけど、さっきクイズを出してもらったんですけど意外に答えられなくて。もっと勉強しなきゃと思いました(笑)」。
自身は写真が趣味と言い「自分が写真を撮るときは、きれいだなとか好きだなと思った瞬間に撮ることが多いんですけど、その瞬間の風景の美しさを切り取っているのも特徴の1つだと思うので、自分もそういう瞬間を撮っていきたいと思いました」と刺激を受けた様子。
一方で自身の絵心について聞かれると「皆無というか、本当に無くて(笑)。今日も、ちょっと絵を描かないといけなかったんですけど、見せていいのかなというレベルの絵になっていました。この間は今年の干支を描いてくださいと言われて、辰年で僕は年男だったので自分としては描けたなと思って出したら、ミジンコみたい、と…」と苦笑い。
ヨーロッパからアメリカに渡った印象派のように海外に興味はと聞かれると「最近、海外でお仕事している方も増えていますし、僕もいつか海外でお仕事してみたいです」と意欲を見せていた。
「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展は1月27日から4月7日まで東京都美術館(東京・上野公園)にて開催。