水美舞斗と瀬央ゆりあ、舞台版ハイローでため息もれる男っぷりで魅せる〈HiGH&LOW THE 戦国〉
舞台は、5つの国が群雄割拠するなかで、各国が自身の正義を貫くためにぶつかり、人と人がそれぞれの正義や思いをぶつけあう。そのぶつかりあいの根っこには心揺さぶる理由があった。それぞれの国に彼らの戦意を自身のものにしようとする何かが忍び寄り、やがて各国を巻き込んだ大合戦に発展していく。
水美は、乃伎国(のぎのくに)の城主を継いだ男・湧水、瀬央は片寄演じる須和国の若き指導者・黄斬の幼なじみである吏希丸を演じる。
2人にとって本当の男性たちが同じステージの上にいるなかで、男役として居るということは挑戦だったよう。
水美は「男役として宝塚で15年在籍して学んできたことを男性の中でさせていただくとなると、見本となる男性がたくさんいらっしゃるなかで、どうしたらより男性に見えるか、役に見合った男性に見えるかというところを相談しながら作っていく過程がとても興味深く楽しかったです。分かっているのにできないというもどかしさにもかなり苦労しました」
瀬央も「宝塚で培ってきた芝居であったり癖とかいろんなものが対リアルな男性と一緒に芝居すると邪魔になってしまったりすることが多々ありました。そこをゼロから芝居に向き合うつもりで作り上げられたらいいなと思いました」と苦労があったようだった。