THE RAMPAGEのRIKU、藤原樹、浦川翔平、ハイロー舞台で三者三様 それぞれの正義をぶつけあう〈HiGH&LOW THE 戦国〉

宝塚歌劇団の水美舞斗、瀬央ゆりあとの共演について、藤原は「役への向き合い方がプロだなと思う瞬間が多々あって、そういう部分ですごく刺激を受けました。僕ももっと役と向き合って成長していきたいなとという思いを持ちました」


 一方、藤原が登場する乃伎国のシーンでは温度が下がった。静かで透明感のあってピュアな空気が劇場内に広がった。 

 藤原が演じるのは湧水の側近・弦流。弦流もまた自分の信じるところに従い、湧水を支え続ける。水美と藤原のダンスパートは戦いのなかにあることを忘れさせるような美しいシーンだった。

 舞台と映画の両方のハイローを知っている藤原は、脚本をもらって撮影に入っていく映画と違って、「みんなで話し合いながらみんなで作り上げた感じ」が舞台としたうえで「舞台は稽古期間があるので、より深く脚本について考える時間があったりとか、いろんな疑問が出てきたりする」。弦流というキャラクター自体が、本作の登場人物のなかでも考えることが多いキャラクターの1人。「考える」ことが藤原の弦流に反映されているのかもしれない。

 いよいよ幕が開く。

「同じ国、チームのなかでの絆とか、これまでのシリーズで見ていただければ分かる通り、敵対してても最後の方にどうだったりなんだったりというように、戦国という時代になった場合、それがどう昇華されていくんだろうというところが見どころ」と、RIKU。 

 浦川も、「ハイローではいろいろな地区でグループがある。戦国も一緒で各国それぞれがそれぞれの正義を持っているからぶつかり合う。それぞれがどう生きていくのかって感じで力を合わせて悪に立ち向かったりっていう物語が素敵です」と語る。

 藤原はハイローと言えばアクションだといい「世界基準のアクションは魅力の一つ。今回は初めての舞台のアクションになるので新しい挑戦。しっかりとHiGH&LOWの魅力をつなげていきたい」と、意気込んだ。

 RIKUと浦川が2人で尊武国のテーマ「INFERNO」を歌唱する場面も引き込まれるシーンのひとつ。浦川は「LDHのエンタテインメントなのですごくいいシーンで楽曲が流れてきたりするのも魅力」と話していた。