黒谷友香×岡田華奈対談「無意識の偏見を会社が率先してなくしていくことも必要」

今、注目のダイバーシティ&インクルージョンについて尋ねる黒谷氏

黒谷「上層部が率先して勉強する機会を設けているのですね。D&I推進の中でも、政府が2030年までに女性役員を30%以上にするという方針を定めたこともあり、女性活躍を積極的に推進する会社が増えているイメージですが、御社はいかがですか?」

岡田「女性活躍は弊社にとっても大きな課題のひとつです。背景には職種が建設業ということもあり、社員の9割が男性と、ジェンダーバランスの偏りがあるからです。女性社員の中には育児等との両立に不安を抱え、管理職についても“私に務まるのか”という悩みを持っている人もいます。会社としては相談窓口や、キャリアと育児・介護等を両立できる制度の創設に加えて研修の実施等で、そうした不安や悩みを解消していく継続的な努力が必要になると思います」

黒谷「昔は “女性は育児! 男性は仕事!” みたいな根拠のない価値観が横行していましたよね。そういう無意識の偏見を会社が率先してなくしていくことも必要だと、岡田さんの話を聞いていて思いました」