鳩山由紀夫元首相が映画「沖縄狂想曲」をPR「どのくらいの方に見ていただけるかに、日本の自立がかかっている」
鳩山氏は現在の沖縄との関わりについて「“最低でも県外”と言って実現できなかったので“最低な奴だ”というふうに言われた。自分自身の力不足で辺野古に回帰してしまったので、当時は“だまされた”と沖縄の方はお怒りになった。当たり前だと思う。その背後の問題とか、今まで親身になって沖縄のために行動しようという総理があまりおられなかった中で、私がやりたかったことはうまくいかなかったけれども“沖縄に寄り添って行動してくれた総理だ”ということは少しずつ分かっていただいて、今ではどこよりも沖縄の皆さんが私に優しく接してくれている。今は年に4~5回は沖縄にうかがっている。辺野古の基地の所にも言って、激励とか一緒に行動させていただいたりしている」と明かす。
そして「米軍基地があるおかげで成り立っているお仕事の方もいる。そういう方がいらっしゃらないわけではない。でも米軍基地があった地域が、米軍がなくなって、その後、商店街が発展して経済が活性化された例がある。“米軍基地がなくなったら沖縄も困るでしょう”ということを平気で言う人たちがいるが、そんなことは一切ない」と沖縄の状況を説明。
また安全保障の面からも「あと21年で戦後100年になる。100年経ってもまだアメリカ軍によって日本は守られているのかみたいな。それも誤解があるが、そういう日本であっていいのかと。やはり米軍基地は基本的に全部撤去されて、日本人が本当の意味で自立していけるような国にしていく。そういった意味で一番重要な拠点が、平和の拠点としての沖縄。その役割を皆さんと一緒に見つめていきたい、少しでもお役に立てればと思っている」などと語った。