ロン・チューが日本のファンに「残念ながら原口伸選手を倒してしまうことになりますが、応援よろしくお願いします」【RTU】
「ROAD TO UFC シーズン2 決勝戦」(日本時間2月4日、アメリカ・ネバダ州ラスベガス/UFC APEX)のライト級(70.3kg以下)決勝で原口伸(日本/BRAVE)と対戦するロン・チュー(中国)の試合を前にしたコメントが大会を配信するU-NEXTを通じて届いた。「ROAD TO UFC」(RTU)はアジア全域から集結した最も才能あるMMAアスリートがUFCとの契約をかけて競い合うトーナメント戦。同大会の模様は4日13時30分からU-NEXTで見放題ライブ配信される。
決勝の対戦相手、原口選手の印象は?
「並の選手、という感じです。過去の試合を見て、レスリングを多用してくるということは分かっていますが、おそらく2Rあたりで、パンチやヒジでフィニッシュできると思っています」
相手がレスラーということを踏まえて、得意のスタンドの打撃で勝負したいと思っていますか。
「もちろんスタンドでは自分が有利ですけど、彼はレスリング、寝技に持ち込みたいというなかで自分はスクランブルでも相手を上回る」
レスリングスキルの高い原口選手の対策でレスラーと組んだりということはしてきましたか?
「確かにレスリングに限ってしまえば彼は優れたレスラーだと言えますけど、これはMMAですので特にレスラーを連れてきて強化するというようなことはないです。自分はテイクダウンディフェンスもしっかりできるところを見せられると思いますし、こちらがスタンドの状態で彼によりプレッシャーをかけられると思っています」
前回の死闘の勝利の決め手になったのは、ロン・チュウ選手の右カーフ、そしてボディーブローでした。
「そうですね、前戦は対戦相手が背が高かったので、カーフキックをより活用することを考えていました。対戦相手が変わるので毎試合プランは変わってはきますが、カーフキックは長年練習しているものではあります」
今回は何がキーになると思っていますか?
「いつもの自分らしい戦いをすれば、勝てると思っています」
今回勝利すること、そしてUFCと改めて契約することにどのような意味を持っていますか?
「必ずこの試合を勝利します。自分がUFCにいたときはまだ若すぎてまだ選手として成熟できていない状態でしたが、今はもうUFCファイターというにふさわしい状態です。より完成度の上がった試合をして、自分の持つべきものを取り戻します」
現在の中国では、UFCファイターになるということは大きな影響力を持つのでしょうか。
「そうですね、MMAはこの数年のあいだに急速に中国で発展している分野なんです。特にROAD TO UFCが始まってアジアの選手たちがより多くUFCの舞台で戦えるようになってきていることでより盛り上がっていると思います」
日本のファイトファンにメッセージをお願いします
「みなさん、残念ながら(日本人選手の)原口伸選手を倒してしまうことになりますが、応援よろしくお願いします」