鶴屋怜が1RTKO勝ちでUFCとの契約勝ち取り「負けを知りてえー!」と絶叫【RTU】

(©U-NEXT)

 鶴屋は試合後に以下のようにコメントした。

 いまの気持ちは?
「めちゃくちゃうれしいです!最高です!」

 残り1秒でフィニッシュという劇的な優勝でしたが、最後はどのような状況でしたか?
「“残り10秒”というのは聞こえてて、あっち(対戦相手)も相当疲れてたし、なんなら全然力が出てなかったんで“10秒……いけるかな!?”ってワンチャン賭けてみました」

 額が赤く腫れています。どの場面で?
自分では分からないですが、たぶんタックルに行った時に金網にバン!って、ぶつけて、ちょっと脳震盪っぽく一瞬なったんですけど、それでですかね。タックル入った時にちょっと勢いよく行きすぎたっす!」

 脳震盪っぽくなってしまって、問題なかったですか?
「一瞬ボン!ってなったんですけど、たまに練習でも勢いつけすぎてなっちゃう時があるので、まあ全然想定内です」

 実際に対戦してみて、相手の印象は変わることはありましたか? 想定通りでしたか?
「向き合ってみて想像よりも意外と圧もなくそんなに大きさも感じなくて、自分のなかではこれが3Rとか行っても全然打撃でもそんな、KOされることはないかなって感じで思ってましたね」

 勝利者マイクでは「負けを知りてー!」と。ここに込めた真意を教えてください!
「元ネタとかはないんですけど(笑)。負けたことがないんで(笑)“味わわせてくれないかな?”と思って、UFCのランカーたちが。そういう意味でちょっと言ってみました(笑)」

 晴れてUFCファイターとなりました。今後の目標を教えてください。
「UFCファイターになったからには、UFCチャンピオンしか狙っていないのでなるべく早く日本人初のUFCチャンピオンになりたいです」

 どのような展望ですか。
「初戦でもうランカーと当たって、3戦目くらいでチャンピオンシップやりたいくらいですけど、そう簡単には行かないと思うので、頑張ります」

 ではその「3戦くらいまででチャンピオンシップに」という道筋を手繰り寄せるために、今自分に必要なことはどんなことだと思いますか?
「たとえばランカーと当たっても、そのランカーに圧勝して“こいつもうタイトルマッチだろ”と言わせて、デイナ・ホワイト代表にも“こいつにはタイトルマッチじゃないと相手いねーな”と言わせるぐらいの選手になりたいです」

 いつ頃、試合=UFCデビューをしたいですか?
「ケガもないので、落ち着いたら、すぐやれるならやりたいです」

 セコンドのお父さん、鶴屋浩さんには最初にどんな言葉を?
「“やっとUFCファイターになれたよ!”って言ってハグしたんですけど、それで(涙が)込み上げてくるぐらい、うれしかったです」

 お父さんからはどんなお返事をもらいましたか?
「“やったな。あとはチャンピオンになるだけだ”って」

 お父さんが率いるジムで、所属メンバーのみなさんが世界を目指して頑張ってきました。仲間たちへの思いも聞かせてください。
「ここまでこれたのもチームのみんなが支えてくれたりとか、家族とかみんなのおかげだと思っているので、しっかりこれを忘れずUFCチャンピオンになりたいと思っています」

 U-NEXTで試合を見ていた方にメッセージをお願いします。
「応援ありがとうございました! みなさんの応援がすごく力になって勝つことができました。UFC初戦でもしっかり勝ちたいと思いますのでしっかり応援よろしくお願いします!」

 なお今大会の模様はU-NEXTで見逃し配信されている。

「ROAD TO UFC シーズン2 決勝戦」(日本時間2月4日、アメリカ・ネバダ州ラスベガス/UFC APEX)
◆フライ級(125lbs=56.7kg以下)決勝戦・5分3R
○鶴屋怜(日本/パラエストラ松戸)(1R4分59秒、TKO)ジー・ニウシュイエ(中国)●

◆フェザー級(145lbs=65.8kg以下)決勝戦・5分3R
●カイウェン (中国)(1R 3分3秒 一本)イー・ジャー(中国)○
※カイウェンは規定体重をオーバー。対戦相手のイー・ジャーに報奨金の20%を支払う。

◆ライト級(155lbs=70.3kg)決勝戦・5分3R
○ロン・チュー(中国)(3R 3分6秒 一本)原口伸(日本/BRAVE)●

◆バンタム級決勝戦はシャオ・ロン(中国)が負傷したため、イ・チャンホ(韓国)との試合は延期
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