ぱんちゃん璃奈と平岡琴が対戦。平岡は「守られてきた無敗の王者」とばっさり。石井館長もぱんちゃん初黒星の可能性を示唆【K-1】

石井館長はぱんちゃんの初黒星の可能性も示唆

 会見にはカルロス菊田K-1プロデューサー、宮田充Krushプロデューサー、そしてK-1の創始者で先日、アドバイザーに就任した正道会館の石井和義館長が登壇していたのだが、この2人のやり取りを聞いていた石井氏は「ぱんちゃんの初黒星の可能性がある。今の時点では平岡選手に分があると思っている。なれないK-1ルールですし。平岡選手はパンチが上手いし、下がらない。ぱんちゃんは今までとは全く違う相手。気合を入れないと」とここまで無敗のぱんちゃんの初黒星の可能性についても言及した。

 また今回の異例のマッチメイクについて宮田氏は「K-1グループでは女子は45kg、48kg、52kgの3階級があるのだが現在、48kgはKrushもK-1も空位になっているように層が薄い。そこを動かすためにぱんちゃん選手と平岡選手が必要。ミニマム級のファイターには“どうして私が選ばれなかったんだろう”とこの試合の次を見据えて燃えてくれればいいなと思っている」などとその意図を明かし「戦うことで始まることもあると思う。なければ何も始まらない。今大会であえてこのカードを入れたのは、ここを始まりにしたいと思ったから。ここで選ばれなかった選手には刺激になる。それは海外のファイターもそう。45と52しかないわけではない。48がベストのファイターも海外にもたくさんいる。そういう流れが作っていければいい。流れが作っていけるかどうかはこの試合にかかっていると思っている」と語った。ぱんちゃんと平岡がこのベルトに興味を持つ可能性もあるのだが「それは全然。ましてや空位ですから」と歓迎の姿勢を見せた。

「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)
◆K-1 WORLD MAX 2024 開幕戦/出場予定選手
和島大海(月心会チーム侍)
オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)
ジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike’s Gym)
ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)
パスカル・シュロス(ドイツ/Martial Arts Academy)
デング・シルバ(ブラジル/Squadron Thai Brasil)
ダビッド・キリア(ジョージア/Team Kiria)
タラス・ナチュック(ウクライナ/Lottatori Milano)
ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike’s Gym)
ゾーラ・アカピャン(ジョージア/Gridin Gym)
ヴァシリ・セメノフ(ロシア/Archangel Michael)
ウマール・セマタ(ウガンダ/Tiger Muay Thai)

〈2月8日発表のカード〉
◆スーパーファイト/女子-47.5kg契約/3分3R・延長1R
ぱんちゃん璃奈(フリー)vs 平岡 琴(TRY HARD GYM)

◆K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
宇佐美秀メイソン(Battle Box)vs 白須康仁(PROTAGONIST)
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