吉成名高が正規王者を圧倒。ダウンを奪ったうえでの判定勝ちで“真の”ラジャ3階級制覇を成し遂げる【RWS】

名高の左ロー(撮影・蔦野裕)

 5R、圧をかけるプレーオプラーオをひらりとかわしてパンチを当てる名高。名高は右インロー、右ジャブ。とにかく前に出るプレーオプラーオに関節蹴りの名高。前に出るプレーオプラーオだがパンチを寸でで交わす名高。プレーオプラーオのパンチをいなし続けて試合終了。

 判定はジャッジ3者とも50-44で名高が勝利を収めた。

 試合後にリング上で行われた勝利者インタビューで名高は「この試合をやるにあたってたくさんの方が力を貸してくださって最高の試合ができたと思います。関係者とプレーオプラーオ選手に感謝します。1R目にKOを狙って倒しに行こうと思ったんですけど、プレーオプラーオ選手も気持ちの強い選手で何回か心が折れそうになったんですが、皆さんの声援が力になりました。本当にありがとうございます」と感謝の言葉。そして「正規王者になることができたんですが、1階級上のバンタム級の王者がクマンドーイ選手で。自分もいずれ、新たな強敵がどんどん出てくると思うので、そういう選手に挑戦していったりとか。これが第1章だとしたら、これからが第2章になると思うので、注目してほしい」とさらなる飛躍を誓った。