ガッツリ踊る WOLF HOWL HARMONYにドキドキ? 最新シングル「Frozen Butterfly」で未知のウルフに会える
「Frozen Butterfly」との運命的なタイミング
ーーこの曲はドラマ『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』(テレビ朝日)の主題歌でもありますが、そのことは制作にも影響を与えていますか? というのも、この楽曲で歌っているのは、4人がオーディションを戦っていくなかで感じていた思いや葛藤と伺って、いわゆる”ドラマのために書き下ろした”というのとは別なアプローチなのかなと。
RYOJI:葛藤だったり、経験談。結成した当初は泥舟だなんて言われたけれど、それでもデビューを掴もうって思えたのは応援してくださる皆さんの愛に出会ったからです。まだまだ未熟者で完璧ではないんですけど、自分の羽で飛び立って、今も活動してさせていただいています。だから「Frozen Butterfly」は、僕らからしたらすごく背中を押すソングにもなってるなって感じます。
ドラマは、夫の逆襲、サレ男(浮気されている男)の逆襲じゃないですか。いろいろな幸せがあると思うけど、サレ男は親権を獲得するという幸せのために奮闘します。いびつでも、離婚しなくても……つらいと思うけど。それでも、自分の羽で戦ってほしい。そういうふうにドラマでは聴こえるんじゃないかと思います。
ドラマに合わせたり寄り添うことも大切ですけど、今回は運命的なタイミングな気がしています。自分たちがこのタイミングでやりたいと思っていたことがあって、この曲に出会えて、ドラマの話もいただけた。いろいろタイミングが合ったという感覚です。
ーー「Sugar Honey」でお話を聞いたとき、デビュー曲の「Sweet Rain」もそうでしたが、曲が進んでいくに従って加速していく感じはウルフ印、これが続いていくのかなというやりとりをしましたが、全く別とは言わないけれど、確かに毛色の変わった曲になりましたね。制作にあたって変化や苦労したことはありますか?
HIROTO:僕は「Frozen Butterfly」みたいな曲はあまり聴いてこなかったので、挑戦的な曲でした。レコーディングの前にプロデューサーにしっかりしごいていただいたことで、自分の引き出しが増えてそれを出せたと思っています。なんか自分の新しい自分を見せられる。きっかけになったかなって。
ーーしっかりしごいてもらったというのはどういった?
HIROTO:歌の部分ですごい苦戦をしたんです。Bメロの「Baby」とか「Tell me」といった最初の言葉のニュアンスだったり子音の飛ばし方とか、息の残し方とか、うまく音にマッチした歌を歌えてなくて……もう何回録ったんだろうってぐらい。どうにか本番までには正解を見つけることができたんですけど。僕にとってレコーディングって、一番の成長なんですよね。毎回、成長したなって実感するのはレコーディングが終わった後。
SUZUKI:それは僕もだよ。レコーディングするたびにまた成長できたって思うし、音楽や歌の捉え方も変わったりもしていくので、新しいタイプの楽曲に挑戦させていただいたことで、引き出しが増えるし、スキル的な部分も向上する。
RYOJI:僕は「Frozen Butterfly」でしっくりきたことがあるんです。去年からずっと僕はウルフって何だろうって考えていたんです。これからどういう活動をしていくのかとか、どういう音楽を発信していくんだろうかとか、ビジュアルも含めて、総合的に。そのなかに4人の歌声のバランスっていうのもあったんですけど、「Frozen Butterfly」を聴いた時にこれだって思えたんです。ウルフのメッセージ性だったり、自分たちの姿をそのまま音楽にできる曲調っていうのはこういうことだなって。僕らがリリースする楽曲はずっと同じチームで作ってくれているんですけど、その体制だからできたことなのかなって。
SUZUKI:割と普段から一緒にいる時間が多いから、僕たちがどういう人間か分かってくれているのかなって。制作段階で改めてどういうかたちで進めていくかといった話はするけれど、「Frozen Butterfly」も歌詞の内容について改めて話したりしていないけれど、僕たちが普段からそういう話をしているからこそ、知っていた部分もあるんだろうなって。
ーーGHEEさんは、どうでしょう?
GHEE:「Frozen Butterfly」は自分の思った通りにやらせていただきました!
ーー 確かに、以前から話してた挑戦したいことができた印象を受ける曲です。
GHEE:新しい年になってからのリリースイベントで「Frozen Butterfly」をパフォーマンスしているんですけど、すごく喜んでくれるんです。応援してくださる方のなかに僕のオーディションの時のラップが好きって言ってくださる方もいらっしゃって、今回のラップはそれに近くて。待ってたよ!って。すごくうれしかったです。