元サッカー日本代表監督の岡田武史氏が「三笘の1ミリ」を引き合いに選挙に関心が低い若者にアドバイス「政治を自分事に」

岡田氏、井上咲楽、杉浦真理氏(左から)

 1票の大切さの例えとして「勝負って、試合翌日にマスコミや評論家が言うような戦術やシステム論よりも、80%くらいは小さなことが勝負を分ける。たった1回“これくらい大丈夫だろう”と思ったり“俺一人くらい”といった考えが勝負を分ける。“三笘の1ミリ”というのも有名になったが、あれも運がいいとか言うけど、森保ジャパンはそういうちょっとしたスキを作らないようにしてきた。そうしたら最後に神様がああいうご褒美をくれた。たった1票、自分の1票がどうなるか分からないが、そういうことの積み重ねが勝負を分ける。無理やりこじつけました(笑)」とカタールのW杯での「三笘の1ミリ」を例えに小さな1票の重要性を説いた。

 これには井上も「私も選挙の開票速報が好きなんですが、早いところは8時に出る。でも競っているところは朝方までずっとやっている。そういうところでは少しの差が勝負を分ける。たった1票と思わずにぜひ行ってほしい」と賛同。

 有識者として出演した立命館宇治中学校・高等学校教諭の杉浦真理氏は「得票数が同数になった場合は公職選挙法でくじ引きになる。1票の違いがくじ引きになることもあるとなると、皆さんの1票にはすごい価値が生まれる時がある」などと説明した。