「WEST.」の神山智洋がドラマ『白暮のクロニクル』で初の単独主演。共演の竹財輝之助の「嫉妬した。滝藤賢一さん以来」に恐縮しまくり

初の単独主演となった神山

 この日は第1部では神山、松井、竹財、光石のキャスト陣と中川和博監督によるトークショーを開催。

 神山は「主に舞台の演技のお仕事を年に一度、コンスタントにやらせていただいていたんですが、約4年ぶりの映像作品。最初にお話をいただいた時はうれしかったし、“ようやく来たか”という気持ちが強かった。単独主演が初というのもあるし、WOWOWさんの作品にはいつか出たいと思っていたので、この話を聞いた時はとてもうれしかった」とオファーが来た時の心境を口にした。

「見た目が18歳、実年齢は88歳」という難しい役柄については「僕、30歳でございまして。18歳の役ではあるんですが、18歳でオキナガという存在になって、オキナガになったら成長が止まる、時が止まるということなんですが、その18歳の子が70年間生きて88歳になる。この70年間の間にどういったことを経験してきたんだろうということをすごく考えた。受け入れられてない存在なので、70年間、ひどいことを言われたり、人間扱いされなかったら、18歳の子はどうなるだろうなということはめちゃくちゃ考えました。髪の毛も地毛で明るくして挑ませていただいたり、体重も僕は18歳の時にがりがりだったので、その時をイメージして食事制限をして体重を落としたりもしました」と役作りについて語った。また「若い時に比べると体を動かすのが大変になっている。革靴で走りにくくて、18のつもりで走るとちゃんと足が絡まる(笑)。できることを全部ぶつけて、体当たりで臨ませてもらった」などと撮影時のエピソードを明かした。