小森隼と陣の全力の感情ぶつけ合いに客席落涙 舞台『芸人交換日記』開幕
舞台は25日まで続く。
小森は「いろんなことに悩んでいる方、日々の中ですごくいろんな選択に追われてる方もいると思うんですけど、それは僕も同じ。何か選択をしながら正解だったのか間違ってたのかと後悔することもたくさんあると思います。その分岐点に立ってる皆さんに少しでも一歩前に進む勇気を与えられれば、一緒に手をつなぎながら一歩前に進めたらという思いを込めて全力で演じさせていただきます」
陣も「この作品を見終わった後、隣りの人と抱きしめ合いたいというか、そういう気持ちにきっとなってくれるんじゃないかと思います。隣りの人にありがとうとかそういう言葉が皆さんから出るように、自分たちも心から一言一言紡ぎながら演じていきたいなと思います。世の中を少しでも元気に明るく生きがいのあるものにできるように精一杯頑張りたい」
「この作品にすごく生きる活力をもらっています」と、アンジェリーナ1/3。「自分の夢の原点を回収しに行けるような作品に携われて幸せ。この想いをたくさんの人に届けていきたいです。公演に来てくださる皆さんも配信を見てくださる皆さんも誰一人離さない!しっかり抱きしめて、イエローハーツの物語を、これから先もずっと続けられるよう、素敵な舞台にしていけるように頑張りたい」と話していた。
鈴木は、通し稽古を見て「令和の今届けるべき物語になったし、そういうお芝居なのかなと思う」と確信したという。
さらに「細かい芝居うんぬんよりも本人の中にあるものを出すというのが一番いい。今日見てやはり、隼演じる田中のネチネチした部分は小森隼そのもので、陣演じる甲本の惨めさや悲しさは見事で自分の中にあるからできたんだと思います。この物語は、辞めるとか夢を諦めるということが一つのテーマ。40歳ぐらいの時に書いたんですけど、10年前に書いた物語を見て自分が辞めていくなんて、こんな幸せなことはないと感じています。この3人に送り出していただいていることに対してすごく感謝しますし、この物語をぜひたくさんの人に目に焼き付けていただきたい」と話していた。
チケットは発売するなり完売となったが、機材席を開放し一部席を追加販売している。また、25日の16時開演の部は配信もある。配信チケットは3300円。