舞台「天才バカボンのパパなのだ」が開幕。ゲネを終えた男性ブランコ浦井が「ようやくどういう芝居なのか理解できた」

演出の玉田真也(左端)と出演者の面々

 演劇初挑戦となる、バカボン役のかみちぃは「僕は個人的にはお芝居をやっている感覚は全くない(笑)。いつも通りのキャラクターをここの世界観に入れさせていただいたという感じ。普段やっているようなキャラとかではなく、もっとしっかりと演技をやれるかも、と思っていたんですが、僕に関しては本当にずっと自由にやらせていただいた。玉田さんからも何の指導もなく、本読みから自由にやらせていただいている。いつものコントの延長線上。周りの方に熱演をしていただいて、そこに紛れ込ませていいただいている感じ。僕は贅沢な空間にいさせてもらっているなという感じでいます」、女1役のはるは「私もこういうお芝居を一度はやってみたいと思っていたんですが、本読みで私は逆に変な“自分なり”を出し過ぎて、玉田さんに“はるさんはそのままで”と指導をいただいた。皆さんの中で一番の後輩ですし、普段は2人だけでやっているので緊張した。皆さんの胸をお借りしようという気持ち。芝居上、堂々と喫煙シーンができるのもうれしい(笑)」などとそれぞれ語った。

 また、お笑いコンビの「サルゴリラ」「しずる」「ライス」と作家・演出家の中村元樹による7人組の演劇チーム「メトロンズ」の面々が1人ずつ日替わり出演するのだが、この日出演の児玉智洋は「本多劇場の舞台に立ててうれしい。聖地と言いますか、いつかはメトロンズでも立ちたいなと思いました」などと語った。

 同作は3月3日まで同所で上演される。

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