テリー伊藤がAV新法の改正を訴えるデモに参加「深く精査しなかったから弊害が出ている」
テリーの前にコメントした、セクシー女優の吉川はすみんがAV新法の余波で昨年の年収が40万円だったことを明かしていたのだが、テリーはこれを受け「収入が年間40万でも彼女は踏ん張っている。では踏ん張れない人がどこに行くかというと、海外に行ってしまう。海外のAVに出るともっと悲惨な状況になる。“AVなんて”と言う方もいるがAVも立派な職業。そして本当に皆さん、収入がなくなっている。例えば、コロナの時にレストランが営業しないでくれと言われたら保障が出る。彼女たちだって、当然、保障を請求していいと思う。それが“AVだから”といってそれすらできない現状がある。僕の仲間が実際にAV業界のカメラマンや演出や制作をやったりしている。彼ら彼女たちだって仕事がなくなっている。ここにいるのはあくまで一端。その後ろにいるたくさんの人たちが今回のAV新法に対して疑問を持ち、何とかならないかと思っている」と現場の声を代弁。そして「AV新法のすべてが悪いと言っているわけではない。ここの部分だけは改正してほしいということをお願いしている」などと続けた。
今後については「今言ったようなことを皆さんに伝えられる場所があれば行きたい」と自らも活動を続ける意思を示したうえで、法改正について前向きな考えを持つ政治家たちの積極的な動きを要望した。
「AV出演被害防止・救済法」(AV新法)は2022年6月22日に公布。成立後2年以内に見直しを行う予定で今年の6月がその期限となっている。当事者たちへのヒアリングや実態調査などが不十分なまま立法化されたことから、これまでさまざまな弊害も指摘されている。