青木崇高「韓国映画は撮影現場ですぐに映像イメージを共有」日本との違いに観客も驚き
映画『犯罪都市 NO WAY OUT』の初日舞台挨拶が23日、都内にて行われ、俳優の青木崇高が登壇。韓国の撮影現場で感じた日本との違いを明かした。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』でブレイクした俳優マ・ドソンクが主演を務める映画『犯罪都市』シリーズの第3弾。
マ・ドンソク演じる主人公マ・ソクト刑事と敵対する日本のヤクザ役でヴィランを演じた青木はこの日、劇中衣装で登場。「このサングラスは自前。劇中のも自前だったんです」と言い、「登場シーンで顔をバーンと撮ってもらいたいから、その前までは顔がよく見えないほうがいいかなと思って」という青木の提案が監督に採用され「日本から持ってきていたサングラスをかけたんです」と裏話を披露。
韓国チームとの撮影では「僕もいろいろ話しながら一緒に作っていけた」と充実の撮影を振り返った青木。日本の撮影現場との違いを聞かれると「韓国は現場で編集するシステムがあるということ。韓国映画の現場はほとんど、そうみたいなんですけど。さっき撮ったものをその場で、仮で編集するんです。効果音とかも入れたり、何だったら曲まで入れて、前日まで撮ったものからの流れをその場で見れたりする。いろんな部署が、その場で映像イメージを共有できるので次のシーンに向け無駄のない準備ができるんです。みんなでその映像を見て、いいね、明日もよろしく!って言い合うのでモチベーションも高まりますね」と明かし「映画のトーンを早いうちから飲み込めるので、監督とのプランのイメージ共有もすんなり行くんです。日本は、監督の頭の中で作られていて、試写で初めて見るということも多い。それぞれの良さがあると思いますけど」と、それぞれの違いを語り、観客も興味深げに聞き入っていた。
この日の舞台挨拶は、先日の来日イベント同様、観客の撮影が可能という“韓国スタイル”。さらに青木は「プロデューサーに頼んで、ぜひ日本の皆さんにプレゼントしたいんだと、韓国版のポスターを持って帰ってきたので」と、観客の中から抽選で青木のサイン入りポスターをプレゼントし会場を盛り上げていた。
映画『犯罪都市 NO WAY OUT』は公開中。