MAOが元キック王者・町田光との壮絶打撃戦制し、UNIVERSAL王座V5。正田壮史が3・17後楽園で挑戦へ【DDT】

MAO(左)が正田の挑戦を受諾

 バックステージでMAOは「もうダメかもしれないと何度も思いました。俺の耳にはいっぱい声援が届いて、頑張ろうというか、全然ドン引いてないじゃんと思って。みんなドン引きしつつも楽しんでくれたみたいでよかった。やっぱプロレスリングだから。俺はキックボクシングをやったわけじゃねぇ。ズタボロだけど、こんな相手に巡り会えて幸せだ。いろんな部門のライバルがいるけど、間違いなく心のライバルだ。ものすごいハートだった」と改めて、町田のファイトを称賛した。そして「次は正田。随分生意気な奴が出てきたもんだね。ああいう、バカと天才は紙一重のバカ寄りが一番強いんだ。あいつは大馬鹿野郎だけど、俺は大馬鹿野郎好きだよ。バチボコにやろう」と臨戦態勢を整えた。

 敗れた町田は「試合にかけて、全部出してやろうと思って、この試合でどうなってもいいやって、そういう覚悟で挑んだけど届かなかった。なかなかうまくいかないこと、追いかけて離れていってしまったり、そういったものがあるんだけど、今日もベルトに届かなかった。でも俺はあきらめない。自分に負けたくないし、自分の人生に負けたくないから。自分の可能性をこれからもあきらめないで、自分に負けないで生きていこうと思います」と悔し涙を見せた。

DDTプロレス「Into The Fight 2024」(2月25日、東京・後楽園ホール)
◆オープニングマッチ 30分一本勝負
○クリス・ブルックス&高梨将弘&アントーニオ本多(8分48秒、僕らのラブレター)飯野雄貴&夢虹●&イルシオン

◆第二試合 30分一本勝負
佐々木大輔&○KANON(8分24秒、体固め)彰人&高尾蒼馬●
※フリーダム・コール

◆第三試合 スペシャル6人タッグマッチ~ノータッチルール 30分一本勝負
男色ディーノ&●大石真翔&大鷲透(9分5秒、十字架固め)平田一喜&土井成樹○&青木真也

◆第四試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●MJポー(7分12秒、横入り式エビ固め)To-y○

◆第五試合 30分一本勝負
○樋口和貞&ヨシ・タツ(10分58秒、片エビ固め)納谷幸男&瑠希也●
※ブレーンクロー・スラム

◆セミファイナル DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉○MAO(14分27秒、片エビ固め)町田光●〈挑戦者〉
※みちのくドライバーⅡ。第12代王者が5度目の防衛に成功。

◆メインイベント 武知海青デビュー戦~スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
○上野勇希&勝俣瞬馬&武知海青(20分19秒、エビ固め)遠藤哲哉&岡谷英樹●&正田壮史
※BME
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