デンサヤームがマルコス・リオスの顔面切り裂きTKO勝ち。急きょ任されたメインイベントを締めくくる【KNOCK OUT】

大会を締めくくり、互いのファイトを称え合う(撮影・蔦野裕)

 2R、デンサヤームが左ハイ。詰めるリオスを組み止めるデンサヤーム。じりじりと圧をかけるリオスにデンサヤームが左ミドル。組み付くリオスだがブレイク。リオスの入り際にデンサヤームがカウンターで左の縦ヒジ。これでリオスが額をカットしドクターチェック。再開後、ヒジを狙うデンサヤームにリオスはバックブロー、右ミドル、右ストレートと一気に決めにかかる。しかしデンサヤームは首相撲からリオスをこかしていく。攻防の中でリオスの額に血がにじみだす。リオスが圧をかけて右ボディーもデンサヤームは再びヒジを額に打ち込む。ここでリオスの出血が激しくなり、レフェリーが試合を止めた。

 デンサヤームはKOボーナスの50万円を獲得し「いつもサポートしてくださっているウィラサクレックジムの皆さん、いつも応援してくれる皆さん、ありがとうございます」と勝利者賞のバランスボールチェアに座ったまま挨拶。どうやらそれはリオスの攻撃で左足を痛めていたためのようで、セコンドの手を借り立ち上がると足を引きずりながらリングを降りた。

「KNOCK OUT 2024 vol.1」(2月25日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント(第9試合)KNOCK OUT-REDスーパーライト級 3分3R・延長1R
●マルコス・リオス(アルゼンチン)(2R2分40秒、TKO)デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)○

◆セミファイナル(第8試合)KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級 暫定王座決定戦 3分5R・延長1R
○津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)(判定2-1=48-49、49-48、49-48)MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM)●

◆第7試合 スーパーファイト/KNOCK OUT-BLACK -59kg契約 3分3R・延長1R
●久井大夢(TEAM TAIMU)(判定0-3=27-30、28-30、27-29)チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)○

◆第6試合 KNOCK OUT-REDスーパーライト級 3分3R・延長1R
●良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI)(判定0-3=27-30、27-30、27-30)健太(NJKF・E.S.G)○

◆第5試合 KNOCK OUT-BLACKウェルター級 3分3R・延長1R
●渡部太基(TEAM TEPPEN)(判定0-3=27-30、26-29、26-30)漁鬼(SHINE沖縄)○

◆第4試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーウェルター級 3分3R・延長1R
●中島弘貴(NEXT LEVEL渋谷)(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10 ※本戦判定1-1=28-30、29-28、29-29)小田尋久(キックボクシングジム3K)○

◆第3試合 KNOCK OUT-BLACK -63kg契約 3分3R・延長1R
○大谷翔司(スクランブル渋谷)(1R3分、TKO)キム・ウスン(韓国/仁川MOOVI GYM)●

◆第2試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーフライ級 3R・延長1R
○柿﨑 瑠(クロスポイント大泉)(2R2分59秒、KO)タネ♡ヨシキ(直心会)●

◆第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級 3分3R・延長1R
●羽黒慈夢(クロスポイント大泉)(判定0-2=19-20、19-20、20-20)小森玲哉(ONE`S GOAL)○
※ローブローで羽黒が試合続行不可能となり、2R2分52秒時点での判定に

◆プレリミナリーファイト KNOCK OUT-BLACK バンタム級 3分3R
○川野龍輝(クロスポイント吉祥寺)(判定3-0=30-29、30-29、30-28)柚子貴(NJKF京都野口GYM)●
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