武尊が自著「ユメノチカラ」の出版を記念したトークイベント開催「同じような悩みを抱えている人にちょっとでも参考になれば」

　後半ではあらかじめ集められていた来場者の質問に答えた武尊。「自分はダメな人間だと思うことはありますか？」という質問には「最近はそう思わないようにしているが、昔はめちゃくちゃそう思うことはあった。体調を崩していた時とかは何もできない自分が嫌だった。最近は大人になっていろいろな経験をしてきたから、そうは思わなくなったが、自分を褒めてあげるのは大事だと思う。できないときでも、何もできないところから何か一つでもできたら褒めてあげたり。そうしたらそこで達成感を感じられる。僕と同じような病気で悩んでいる人たちは何もやる気が起きなくて家から出られないという人が多いんですが、そんな人に僕は“1個ずつ小さい目標を立てて”と言っている。例えば、今日は近くのコンビニまで買いに行くという目標を立てて、それができたら褒めてあげて達成感を感じる、ということをどんどん大きくしていく。僕はそれが良かったので、そういう小さい目標をいっぱい立てるのはいいと思う」などとアドバイス。

　最後は「僕は自分がやってきたことで誰かのためになるならと思って、もともとこういうことは身近の人には伝えていたので、それを本にしてもらえるということですごくうれしかった。前回の自叙伝と違って、すぐに使えるようなアドバイスも載っていると思うので、みんな大なり小なり悩みもあると思うし、つらいことも悔しいこともあると思うんですが、そういうところからちょっとでも乗り越える力になってくれればいいなと思って、この本を出版させてもらったので、ぜひ、なにか辛いことがあった時にはまたこの本を読んでパワーをつけてくれればと思うし、周りに悩んでいる人がいたら、この本を薦めてくれればと思います」と締めくくった。