ロスで120年ぶりに五輪復活「ラクロス」の世界最高峰マッチ「SEKAI CROSSE 2024」開催。元日本代表の山田幸代氏「ここをきっかけに世界に飛躍を」

大会代表を務める山田幸代氏

 大会はアメリカのプロリーグ「Premier Lacrosse League (PLL)」のオールスターチームと南オーストラリア代表を招聘。日本側は日本各地から集まった多くのラクロスプレイヤーの中から厳正な審査を得て選ばれた日本最強のチーム「Cross Crosse選抜」を結成。18日には東京・大井ホッケー競技場で男子が南オーストラリア代表と対戦。20日には神奈川・富士通スタジアム川崎で、女子がアメリカのUnleashed ALL Starsと、男子がPLL ALL Starsとそれぞれ対戦。付帯イベントとして来日したプロ選手たちが国際文化交流という形で地域の小学校を訪問し、ラクロスを広めるための活動も行う。

 また山田氏は本大会のポイントとして「五輪正式種目となったラクロスへの注目」「現役大学生が主体となって企画・運営を行う」「ダイバーシティ推進部の設立」の3点を挙げた。

 五輪については「2023年10月に五輪の正式種目としてラクロスが採用された。120年ぶりにラクロスが五輪に戻ってくる。日本もメダル獲得の可能性が非常に高い。この五輪でメダルを獲得してもらうために日本の強化にもつなげていきたい。日本は男女ともに世界では5位。通常のルールは10人対10人だが、五輪のフォーマットは6人対6人に変更している。日本は6人制に向いている。ワールドゲームズでは男子は銅メダル。メダルの可能性は高いと思っている」などとメダル獲得も期待。この6人制ラクロスについては「競技者目線でいうと、10人制はサッカー、6人制はバスケットボールのイメージ。止まらないシーンが多いのが6人制で、よりスピーディーになる」などと解説した。