Dream Shizuka「コンプレックスごと好きになってほしい」自分も救われたピアスを中心にしたジュエリーブランド「Siiiiii」をスタート

奥のビジュアルがDream Ayaが撮影したもの

 きれいに並んだアイテムを見ていくと、彼女らしい大振りで主張のあるデザインも多いが、耳元にもっていくとすっとなじむ。ゴールド、シルバー、ストーンを使ったものなどバリエーションも豊富だ。

「ほんの少しの自信やお守りになってほしい」。世に出すアクセサリーたちにはそんな思いを込めたという。というのも、自分自身がピアスに助けられてきたからだという。

「私、自分にはずっと特徴がないなってコンプレックスがあったんです。(Dream) Amiちゃんといえば金髪っていうような、自分自身を連想させるようなものがないなって考えていた時に、もしかしたら好きなピアスが私の特徴になってくれるかもしれないって思ったんです。それから大ぶりのものであるとか自分のキャラクターをより強調するためにピアスを選ぶようになりました。だから、私が感じたことが『Siiiiii』のアクセサリー通して伝わるといいなって思いますし、コンプレックスごと好きになるようなきっかけになればいいなって思っています」

 そんな思いもあってブランドはジェンダーレス。女性でも男性でも付けられるようにこだわった。

「男性でも女性でも、どんな方にも楽しんでいただけるアイテムを作ろうと心がけました。型が上がってくるたびに自分でつけてみるんですけど、本当にわずかな違いで女性っぽくなりすぎたり、男性は付けにくいものになってしまったり、その逆もあって。自分が感じたことを伝えて、それに答えてくれるチームがいて、自分にはなかった提案もしてくれて。自分が知らないこともたくさんあったので、サポートしていただきながら作ることができて、ありがたかったです」

「自分が想像したものがどんどん形になって出来上がっていくのが、ものすごくうれしかった」と、Shizukaは店頭に並んだピアスを手に取る。そんな様子をスタッフや、透明感と温もり、そして静かな主張もある「Siiiiii」のポスターが見守る。聞けば、撮影を担当したのは、フォトグラファーとしても活躍するDream Aya。「Ayaちゃんだからこその安心感があるからできた部分はある」と、Shizuakaは言う。