K-1アドバイザーの石井和義氏が「今年は『立ち技元年』。新しいものがスタートする年」とビッグプランの存在を示唆

この4人がまさかのランチミーティング

 石井氏は「K-1やRISEで1試合1億円とか10億円といったファイトマネーが出だしたらみんなこっちに来る。世界中でテレビ放送をして、世界中の人が見るようになったら、みんなこっちに来る。そういうマーケットを立ち技が作っていかないといけない。UFCは作った。日本だけでは難しい。だから伊藤代表がGLORYと組んで世界に出ようとしていたりしている。K-1も世界中で試合をしてマーケットを作ろうとしている。今年は『立ち技元年』みたいな、新しいものがスタートする年。キックボクシングがめちゃくちゃ面白くなる」とも語った。

 また長く格闘技の取材を続けている古参の記者がボクシングが東日本と西日本に分かれて新人王トーナメントを開催し、それぞれの勝者が全日本新人王決定戦を行っている例を挙げ、K-1とRISEでそれぞれ新人王決定トーナメントを統一ルールで行い、その勝者同士が全日本新人王の座を賭けて一年に一度対戦するというプランを提案。これには宮田、伊藤の両氏が身を乗り出すシーンもあった。

 この統一ルール問題については石井氏は「キックは統一ルールにしやすい。最大公約数のルールを作ってみんなで世界を目指そうみたいに、世界が見えれば日本はまとまる。サッカーもWBCもそう。だからキックボクシングも世界を見せないといけない。でも世界が見えるところまで来ている。来年くらいにそういう大会ができる可能性が非常に高い。キックボクシング、K-1も含めて、一つにまとまって日本一を決めなければいけないような、そういう時期が来るんです」などと力説。そして「これからは立ち技は面白くなってくると思う」と続けた。