6・23代々木で五味隆典と鈴木千裕がボクシングルールで対戦。「20年前の五味隆典を千裕に見せてやろうかなと思っている」【KNOCK OUT】

「ボクシングで正々堂々と殴り合いたい」と鈴木

「打ち合いで負けたと思った試合はない」

 五味は「先週の土曜日のお話ですか? 山口さんがだいぶ東林間の居酒屋を気に入っていただいたようで、だいぶ飲んでしまったので何も覚えてません(笑)。記憶にございません(笑)。やるって言ったのかな?(笑)。このお話が来た時点で嫌な予感はしていたんですが。記憶をたどって、LINEをたどってどうなっているのかな、と」とのらりくらりも、山口氏の「千裕が“どうしても師匠を越えたい”ということで」という言葉に「45歳になって、久しぶりに楽しいお話、ワクワクするような胸が熱くなるようなお話だなと思ったんですよね。そうですね。なので…はい。打ち合いができればと思っていますけどね」とイエスの返事。

 鈴木が「最初はMMAがいいかなと思ったし、オープンフィンガーでもKNOCK OUTの新ルールでも面白いなと思ったが、でも、やっぱり試合の中で学べるものはたくさんあるので僕はボクシングで正々堂々と殴り合いたい」とボクシングルールでの試合を希望すると、五味は「ボクシングは千裕が生まれる前からやっているライフワーク」としたうえで「試合でMMAでは負けたことはあるが、打ち合いで負けたと思った試合はないと思っている。あとはMMAのレジェンド枠のクラスが今みんなアメリカとかサウジアラビアのほうでボクシングルールでリングに上がっている。今後、そういうのも目標に入れていこうと思っている。もちろんメイウェザーとかパッキャオは夢の夢の世界になるが、ネイトとニックのディアス兄弟、マクレガー、BJペン、ヴァンダレイ・シウバとボクシングルールで、という目標はずっと持っている。その中で今、日本でトップでやっている選手とやれるというのは、久しぶりに、本当に20年前のブームの時のような楽しい気持ちになった。楽しい気持ちになったのは20年ぶりくらい。なので、千裕が4月の金原選手との防衛戦を何も問題なくクリアすれば実現していくことだと思う」と語った。