磯村勇斗『月』で最優秀助演男優賞受賞「作るにも公開するにも壁があった」

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 第47回日本アカデミー賞授賞式が8日、都内にて行われ、『月』の磯村勇斗が、最優秀助演男優賞を受賞した。

 優秀助演男優賞を受賞したのは、磯村勇斗(『月』)、伊藤健太郎(『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』)、菅田将暉(『銀河鉄道の父』)、大泉洋(『こんにちは、母さん』)、加瀬亮(『首』)の5人。

 トークでは、磯村が、客席にいる神木隆之介と「会うとベタベタしてしまう」との仲の良さを披露。

 特攻隊員役で、初めて坊主頭にしたという伊藤は「もともと戦争をテーマにした作品に興味があって。自分のご先祖でも実際に特攻隊員として行かれた方がいらっしゃったので、そういう思いを背負いながら演じさせていただきました」。

 眉毛まで金髪という姿で目を引いた菅田将暉は、父親役の役所広司から「奥様(小松菜奈)とも親子役をしたことがあるので、もう親戚みたい」と言われ、うれしそうな笑顔。

 大泉洋が、初司会に緊張気味の岸井ゆきのをトークで和ませつつ「何だったら、僕がそこ(司会席)に行ってもいい」と言い出し、笑をさそう一幕もあった。

 最優秀助演男優賞を受賞したのは『月』で、葛藤を抱えた障がい者施設職員を演じた磯村勇斗。

 磯村は「この映画は参加するにも作るにも、公開するにもたくさんの壁があって、映画1本を皆さんのところにお届けするまでに、どれほど大変かを痛感した作品」と振り返り、本作への参加を声がけしたというスターサンズの故・河村光庸プロデューサーをはじめ、ともに壁を乗り越えたスタッフ、キャストに感謝。

「これからも自分の足で、地に足をつけてスクリーンで生きていきたい」と語っていた。

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