舞台『千と千尋の神隠し』開幕!宮﨑駿監督のアカデミー賞受賞に4人の千尋も祝福
舞台『千と千尋の神隠し』が日比谷・帝国劇場で開幕。11日の夜の部にて橋本環奈が、12日夜の部では上白石萌音が主人公・千尋を務め、観客の喝さいを浴びた。
宮﨑駿の不朽の名作を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化。2024年公演では、主人公・千尋役を初演から演じる橋本環奈、上白石萌音に加え、川栄李奈、福地桃子が千尋役に加わり、帝国劇場公演を皮切りとする全国ツアーおよび英国・ロンドンで初の海外公演を行う。
初演から千尋役を演じている橋本環奈は「さらに進化しているので初演を見た人も、より楽しめるはず」、同じく上白石萌音も「カンパニーも大きくなってキャストも増えた」とスケールアップに胸躍らせる最新ツアー。
12日に公開されたゲネプロでは、原作アニメーションからそのまま現れたかのような上白石の千尋が観客の心をわしづかみ。さらに、アニメーションならではのイマジネーション豊かな世界観を、ときにはあっと驚くような手法で再現して見せる舞台に観客もすっかり『千と千尋の神隠し』の世界に取り込まれていた。
11日(日本時間)には、米国アカデミー賞で宮﨑駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞を受賞。「私たちもこの後、ロンドンで『千と千尋の神隠し』をやるので応援していただけたらうれしいです」(橋本)、「『千と千尋の神隠し』以来の受賞ということでおめでとうございます。心血を注いで作られた作品を私もいつも楽しみに拝見しています。千尋ができて幸せです」(上白石)と千尋役の4人も祝福のコメント。
ついに開幕した舞台に、新キャストの川栄は「お客さんとして見ていた舞台に立てるのが楽しみ」、福地も「初めての帝国劇場で千尋として立てる喜びを心と体でかみしめたい」と意気込みのコメントを寄せた。福地は13日夜の部、川栄は27日夜の部でそれぞれ初日を迎える。
4月から8月にかけて英国・ウェストエンドにあるロンドン・コロシアムで初の海外公演も行われる。約2300席の客席数を誇るウェストエンド最大級の劇場で、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模となる英国公演にも期待が高まる。
橋本環奈
福地桃子