Crystal Kay ドラマ主題歌大ヒットに葛藤した時期も…デビュー25年、38歳の今「歌うことを心から楽しめる」

撮影・仲西マティアス ヘアースタイリスト・KIYO IGARASHI(SIGNO)

盟友☆Taku Takahashiと手がけた新曲『That Girl』

 そんなCrystal Kay、25周年の新曲『That Girl』は『Boyfriend -partII-』からの盟友 ☆Taku Takahashi (m-flo)プロデュースのガールズアンセム。

「Takuとの曲作りは『Boyfriend -partII-』以来15年ぶりだったんですけど、歌詞の世界観から音の細部まで徹底的に話し合い、一切妥協せずに曲作りができたのは本当に楽しかったです。Takuとはもう家族みたいなものなので、成長してこだわりも強くなった自分を遠慮せず出させていただきました(笑)。当初、デモを2パターン録る予定だったのが、やってみたらすごくハマって、そのまま本番を録ってしまったんです、朝4時までかけて(笑)」

 15年を経てよりビッグになった2人。

「“やっぱりクリ、上手いねー!”と言ってくれました(笑)。うれしかったのは、私がこの曲で重要視していた“歌の強弱や感情が伝わる曲にしたい”という部分をしっかりつかんでディレクションしてくれたこと。Takuに“すごく伝わってくるよ”と言ってもらえたのは、とても自信になりました」

 2月26日には38歳の誕生日を迎え「アーティストとしてはもちろん、一人の人間としても、女性としても、これからが楽しみで仕方ない気持ちと、しっかり将来を考えなきゃという気持ち、両方あります」と率直な思いを語ってくれたCrystal Kay。

「これでいいのかなとか、これから大丈夫かなとか不安になることもありますけど、そういうときでも周りのアーティストたちからは刺激を受ける度にそれがモチベーションになりますし、何よりファンの方々に喜んでもらえる姿やメッセージを見ると、本当に勇気をもらえます。やっぱり、良いライブができたときは最高の気持ちになりますね。ライブでファンの皆さんと直接お会いできるのが、私にとって一番のご褒美。25年目の“ありがとう”を、今年はいろいろなところでお伝えしたいと思っています」
(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)