55歳サラリーマン→モデルへ「LAファッション・ウィーク」世界デビュー!山内誠治さん
米ロサンゼルスのThe New Martにて3月24日(現地時間)、「LAファッション・ウィーク(LAFW)2024」が行われ、大手保険会社トップ営業マンの山内誠治さん(55)がモデルデビューを果たした。
LAFW 2024より、Kentaro Kameyamaのショーでランウェーデビューした山内誠治さん
山内さんは東京都出身。外資系大手生命保険会社でトップセールスを誇る営業マンだったが、新型コロナウイルス感染症の流行初期に感染し、約2カ月間の自宅療養を余儀なくされた。闘病を機に人生を見つめ直した際に知ったのが、米人気リアリティー番組「プロジェクト・ランウェー」第16シーズン優勝者の日本人デザイナーKentaro Kameyama(ケンタロウ・カメヤマ)の活躍だった。
若かりし頃、俳優になりたいという夢を持っていた山内さんは “自分の人生を悔いなく生きたい” と考え、エンターテインメント業界への転身を決意。モデル事務所「elite model Japan」に自ら連絡して思いを伝え、LAFWのランウェーモデルに大抜擢された。
LGBTQ+の浸透と共に、ボディシェイミング(体型差別)やエイジズム(年齢差別)をなくす動きが高まっている欧米のファッション業界。身長175cm、55歳でのモデル挑戦となった山内さんは「何歳でも夢にチャレンジする勇気を持ってもらいたい! チャレンジしないことこそ自分にとっての失敗だ」とポジティブに語る。今後は在籍していた保険会社を退職し、俳優と金融の専門家としての活動をスタートする予定だ。