原田曜平氏がGW旅行のトレンドを「等身大風自己ブランディング」と予測。「旅行にも“映え”は大きな要素」

GW旅行のキーワードは「Travel is LIFE」

“映え”の観点から旅行の傾向の変化を予測

 続いて原田氏と株式会社グランビスタ ホテル&リゾートの岡田武則統括部長を加えてのパネルディスカッションが行われた。

 原田氏は2021年には「Z世代」が新語・流行語大賞にノミネートされ、また普段は大学で教鞭を取り、若者世代と接する機会が多いことから若者世代の動向を、岡田氏は宿泊現場から見る旅の動向を主に解説した。

 ここではまず「もう1人の自分・主人公の私を楽しむ旅」をテーマにトークを展開。

 原田氏はSNSの普及により若者の生活の中で「自己ブランディング」が旅ばかりではなく日常生活において占める大きな部分になっていることを指摘し、旅行にも“映え”は大きな重要な要素となっていると指摘。そのなかでもこれまでのインスタグラムを中心とした静止画での映えから「TikTokの普及による動画での映えがこれからの旅行の中心になる。“こういう動画が撮れる”というのが大きなウェイトを占めるようになると思う」と“映え”の観点から旅行の傾向が変化するであろうと予測。

 ホテルの現場から岡田氏は「国内のZ世代の若者の動向に変化がある。日本国内は連休とか週末に旅行需要が高まるが、その中でも若い人は記念日を重視する。早い段階で繁忙期でもスイートの部屋を取ったりする。自分たちの価値観をしっかり持っている。混雑していても記念日にホテルの中でゆったり楽しむ傾向がある」などと若者たちの動向の変化を報告。