原田曜平氏がGW旅行のトレンドを「等身大風自己ブランディング」と予測。「旅行にも“映え”は大きな要素」
チル、無加工風映えといったキーワードも
また原田氏は「最近、サウナブームだが、サウナではなかなか写真が撮れない。部屋にサウナがあるところを探したりしている。サウナですら映えを求めている。記念日については、親友と出会った記念とか、とにかく記念日が増えている。もともとは推し活で本人がいない推しの誕生会をホテルで開いたりしていたが、コロナが明けて、親友とか仲のいい友達の誕生会をホテルなどで行っている。記念日は多様化しているうえに、記念日をみんなでお祝いしようというカルチャーがかなり大きくなっている。昔の男子大学生は男同士で誕生日をお祝おうなんてことはなかったと思う。今は男女の壁だったりが薄れ、みんなでお祝いしようというマインドが高まっているのが特徴だと思う」などと補足した。
「デザイン美+マインドフルネスで、美意識をアップデートする旅」というテーマでも原田氏は「映え」の概念から男女ともに全体的に美意識が高くなっているので、デザイナーズ系のホテルの需要が増えていることを指摘。
そのうえで「もう一つはチル。マイペースでまったり過ごすとみたいことですが、日本のZ世代の特徴だと思う。まったりマイペースで過ごして、インスタとか自己発信、自己ブランディングをしているチル&ミーはZ世代の特徴だが、旅についても表れている。昔の若者のようにあくせくしない。チルが特徴として大きいかなと思う」と若者の傾向を解説。そして「インスタ映えから動画映えに移ってきているといったが、もう一つは“無加工風映え”。今、世界中の若者たちの間でビーリアルというSNSがすごく伸びてきている」と紹介したうえで、その加工ができないという特性から「すごいカフェで、すごいケーキを取るのではなく、自然体でクールやおしゃれに見えるという、気をちょっと抜いた感じのダウナーな感じの映えが動画とともに来ている」と「無加工風」という新たなワードを紹介。