原田曜平氏がGW旅行のトレンドを「等身大風自己ブランディング」と予測。「旅行にも“映え”は大きな要素」
ブッキング・ドットコムの高木浩子氏、原田曜平氏、岡田武則氏(左から)
世界ではZ世代の人口が多い。彼らこそがメインターゲット
最後に原田氏がこの日のディスカッションの内容を踏まえGW旅行のトレンドワードとして「等身大風自己ブランディング」を挙げた。原田氏は「今までのインスタ映えとか背伸びするというところから、マインドフルネスとかチルの方向に来ている。でもやっぱり動画映えにしてもビーリアル映えにしても、自己ブランディングというのは大事で、やはり自己ブランディングをするにはある程度メリハリも含めてお金は使わないといけない。もちろんですが、日常の家の中ではなかなか等身大風自己ブランディングはできませんから」などと解説。
また「実は今はZ世代の世紀。人口でいうと世界中で一番か二番目に多いのがZ世代。東アジアだけが高齢化している。アメリカもヨーロッパの主要国も南米もZ世代の人口が多い。実は過去以上に若者の世紀。日本のZ世代に受ける観光地やホテルを作れば、今はバズで世界はつながっているので他のインバウンドでも呼び込めるかもしれない。そういうチャンスがかなり出てきている。日本だけで見れば人口も少ない、お金も減ってきている、旅行も行かなくなっているという感じでネガに見えるかもしれないが、違う。彼らを起点に世界で人口の多いZ世代を呼び込む。彼らこそメインターゲット。そういう発想を観光業界には持っていただきたい」などとも語った。