「AV産業の適正化を考える会」顧問の宇佐美典也氏が「AV新法は自公による人権侵害」と指摘

顧問で弁護士の平裕介氏

「自公は立憲民主党をスケープゴートにしている」

 平氏は法律のできる過程で「我々が呼んでいる逐条解説というものに、職業の自由、職業選択の自由、表現の自由といった言葉が一度も出てこない。主導的に作った国会議員は制限される側の人権について全く考慮しなかったのではないか」などと問題点を指摘したうえで「速やかに見直されるべき」と語った。坂井氏は表現の自由、守氏はフェミニズム、星乃は当事者として「尊厳を害されているかなという気持ちがある」などとそれぞれの観点で意見を述べた。

 そして宇佐美氏はシンポジウムの最後に「このAV新法の問題に関しては立憲民主党の関係者が主導しておかしな法律を作ったということでキャンペーンが行われているが、現実を言うと、当初の立憲民主党の案は適正AVとのルールとも適合していて、18歳と19歳に限定されていたので問題はなかったと思っている。問題を大きくしたのは今日来ていない自公の方々が全年齢を対象にしておかしくなった。そのことについてずっと黙っていて、立憲民主党をスケープゴートにしているというのが現状だと思っている。なので、自民党と公明党の方々にも彼らがそういう制度を作ったのだからこの問題についてきちっと向き合って、法改正をしていただきたい」とこの日は出席していない自民党と公明党の議員に訴えた。