MAOがよもやの“じゃんけん”でビリー・スタークスを破り、UNIVERSAL王座V7「常に人の一歩先を行く」【DDT】

最後はじゃんけんで決着

 DDTプロレスが現地時間4月4日(日本時間5日)、米ペンシルベニア州フィラデルフィア・ペンズランディングケーターズで1年ぶりの米国大会「DDT goes PHILADELPHIA!」を開催した。DDT UNIVERSAL王者のMAOは東京女子プロレスでも活躍したビリー・スタークス(AEW)とのV7戦に臨み、じゃんけんで勝利するという“DDTらしい”結末となった。

“ノールールマッチ”とあって、両者は大量のイスを持ち出し、イスチャンバラ。MAOはスタークスにイスを持たせ、旋風脚、みちのくドライバーⅡも返される。スタークスはイスの上に変型バスターで投げるもカウントは2。MAOはイス盛りの上にみちのくドライバーⅡ、立てた板に投げるも、スタークスはカウント1で返す。MAOは立てたイスの上に板を設置して、キャノンボール450°を投下するも自爆。スタークスが回転足折り固めにいくと、切り返したMAOはジャーマンのような形でホールドするも、両者の肩がついていたダブルフォール。ならばとじゃんけん勝負となり、1回目、2回目はおあいこ。3回目はMAOがチョッキ、スタークスがパーでMAOが勝利を挙げた。

 MAOは「ビリー・スタークス、ちょっとネジが外れてんだよ。俺がじゃんけん早く出し過ぎて、アイツが後出しで負けるという奇跡的な負け方だよ。これがUNIVERSALといったところでしょうか。私の積み上げてきたことはすべてじゃんけんに表れた。常に人の一歩先を行く。DDTは楽しいんだよっていうのを分かってくれたらそれでいい」と話した。

DDTプロレス「DDT goes PHILADELPHIA!」(4月4日=日本時間5日、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア・ペンズランディングケーターズ)
◆オープニングマッチ スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
クリス・ブルックス&○キッド・ライコス(8分28秒、片エビ固め)ブライアン・キース&翔太●
※ブレーンバスター

◆第二試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○遠藤哲哉(11分33秒、エビ固め)アンドリュー”ザ・ジャイアント”エヴァレット●
※バーニングスター・プレス

◆第三試合 30分一本勝負
○ちぃたん☆(5分27秒、体固め)ダン・ザ・ダッド●
※雪崩式ブレーンバスター・オン・ザ・ボード

◆第四試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●平田一喜(5分30秒、輪廻転生)ヨシヒコ○

◆第五試合 DDT UNIVERSAL選手権試合~NO RULES 60分一本勝負
〈王者〉○MAO(10分55秒、ダブルフォール→じゃんけん勝利)ビリー・スタークス●〈挑戦者〉
※第12代王者が7度目の防衛に成功。

◆第六試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
佐々木大輔&○KANON(7分11秒、片エビ固め)ニック・ウェイン&正田壮史●
※フリーダム・コール

◆セミファイナル スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○KONOSUKE TAKESHITA(9分41秒、ウォール・オブ・タケシタ)勝俣瞬馬●

◆メインイベント スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○上野勇希(18分52秒、体固め)マイク・ベイリー●
※WR