目黒区長選に立候補の伊藤ゆう氏が「区長にならないと実現できない課題がある」と訴え。小池百合子東京都知事と国民民主党の玉木雄一郎代表が応援演説

都民ファーストの会の特別顧問を務める小池百合子東京都知事が応援演説

 また伊藤氏は「塾のない社会を作りたい」というライフワークともいえる政策実現のために、公立の小中学校の中に塾の機能を呼び込む、あるいは放課後教室を作るといった「スタディアシスト」という制度を作るために奔走したのだが、お膝元の目黒区がいつになってもこの制度を利用しないことや、目黒区は特別養護老人ホームが少なく老後の不安が絶えない状況になっていることを説明したうえで、こういった問題の解決については「区長にならないと実現できない。選挙で勝って区長になって、皆さんに安心できる目黒を提供していきたい」などと訴えた。

 玉木氏は「我々はずっと一緒に仕事をしてきた」と語り、2020年に始まったコロナ禍の中で小池知事や伊藤氏とはさまざまな対策について話し合い、コロナ特措法を作る際にもアイデアを出してもらったことなどを明かした。

 また2022年の子育て世帯への10万円の臨時特別給付金の際にも「東京都が率先して所得制限を外した。例えば高校生まで5000円を給付しましょうということを決めたら、慌てたのは国。ようやく今回、『子供未来戦略』で児童手当を高校3年まで延ばして、所得制限も外すことになったが、そのきっかけは伊藤ゆうさんであり小池知事」と紹介したうえで「こういうことを一緒にやってきたので、何としても勝ってもらいたい。今、社会や経済が変わりつつある。だから政治も変えなければいけない。担う人を変えないと政治は変わらない」などと訴えた。