4月23日は「マヌルネコの日」毛はもふもふ、動きはカクカク…世界最古のネコの謎

 4月23日は「国際マヌルネコの日」というのをご存じだろうか? 世界最古のネコ科動物と言われるマヌルネコだがその生態には謎が多い。マヌルネコの魅力について『マヌルネコ 15の秘密』(ライブ・パブリッシング)を編集した南幅俊輔さんに聞いた。

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4月23日は「国際マヌルネコの日」。マヌルネコについての知識を深めよう 撮影:南幅俊輔(『マヌルネコ 15の秘密』より)

「国際マヌルネコの日」とはどんな日?

南幅俊輔(以下、南幅)「2019年、マヌルネコの研究団体であるPICA(Pallas’s cat International Conservation Alliance=マヌルネコ国際保護同盟)によって制定されました。41種類のネコ科動物のうち、34種が小型ネコ科動物と考えられ、その多くは知識や保護活動が不足して絶滅の危機に瀕していると言われています。マヌルネコは高地に生息していて、警戒心が強くいつも隠れているので、なかなか正確な個体数を把握することができません。そうしたマヌルネコについての知識を深める活動が行われ、日本でもさまざまなイベントが開催されています」

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