4・26墨田区で上野勇希の持つKO-D無差別級王座に挑む彰人「一レスラーとしてじゃなく、37年間生きて来た西垣彰人として臨む覚悟」【DDT】

反論する上野

 それを聞いた上野は「僕の本心が出ていない。どう感じるかは僕が押し付けることではないですから、彰人さんがそういうふうに見えているということだけであると思うんですけど。僕は両国でクリス(ブルックス)からベルトを獲って、少なくともその試合から心が爆発したことに変わりない。納谷(幸男)とも、男色(ディーノ)さんとも、HARASHIMAさんとも何もかもあふれ出て。僕とタイトルマッチをしたみんなは、僕からしたら何もかもさらけ出し合えたと感じてますから。タイトルマッチで彰人さんがどう感じるか、もし彰人さんが僕のことを感じれてないとするならば、それは彰人さんが37年生きて来た自分を出し切れてないことだと思います」と反論。

 一連の前哨戦を“削り合い”と表現した彰人は、その成果について「体を削るのも前哨戦だと思ってますけど、前哨戦を通して、僕は上野勇希という人間の喜怒哀楽を揺さぶりたかったところが大きくて。そういう意味では彼のいろんな顔を見れたんじゃないかと思います。最終的にそれを経て、彼は今の感情になってると思うし。僕の言葉を聞いて今の感情になってる。そのままタイトルマッチに来てくれてもいいし、違う感覚で来てくれてもいい。そこはフタを開けてみなければ分からないけど、前哨戦は常に僕の手の上で転がされてたんじゃないかと思っております」と発言。それに対し、上野は「そういう意味では、僕は前哨戦を通して、彰人さんに心動いたのはタイトルマッチが決まったあの後楽園のあの瞬間以外にはなかったです」と反発した。

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