草彅剛「“高倉”剛です」高倉健さながら撮影中も「座らない」理由に会場爆笑
映画『碁盤斬り』(5月17日公開)の完成披露舞台挨拶が23日、都内にて行われ主演・草彅剛をはじめ豪華キャスト陣と白石和彌監督が登壇。草彅が共演者から撮影中の姿を絶賛された。
名作落語「柳田格之進」をベースに、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男の復讐劇を描く。
冤罪に貶められた浪人・柳田格之進役を演じた草彅。寡黙で頑固な武士役に「見終わった後“僕、ちゃんとやってるな”と思って」と自画自賛で笑いをさそっていたが「皆さんのおかげでちゃんと演じることができた。僕の代表作になったと思います」と胸を張った。
そんな草彅に、共演の音尾琢真が「“撮影の間、座らない草彅剛”を見せていただいた。研ぎ澄まされていく感覚が途切れないようにですかね」と感嘆すると、草彅は「“高倉剛”です」とノリノリ。撮影現場で座らないという逸話で有名な名優へのリスペクトかと思いきや「座るとね眠くなっちゃうんですよ。5秒で」と言い、会場も大爆笑。
さらに草彅は音尾のコメントが終わらないうちに「現場に囲碁の先生がいらっしゃったんですが、置くところだけ教えてくれればと言ったらしゅん、としちゃって。そしたら清原さんと中川くんが先生に熱心に教えてもらっていて、よかったと思った」など、他の共演者たちとのエピソードを次々と話し始め、草彅の独断場に。
笑いの絶えない舞台挨拶となったものの、イベントの終盤、物語にちなみ「リベンジしたいこと」を聞かれた草彅は「この舞台挨拶をやり直したい。どこを切り取られるかと思ったら不安になってきた」と言い出し会場は大爆笑。
イベント後の囲みでは「自分の“武器”は?」と聞かれ「へこまないところですかね」と答えた草彅だったが「今日はへこみますね。久しぶりの舞台挨拶で空回りしちゃって。でも失敗の先に成功があるので」とすぐに立ち直っていた。
この日の登壇者は草彅剛、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼、白石和彌監督。