現Krush王者の稲垣柊が元K-1王者の林健太からダウンを奪って判定勝ちしK-1王座獲りをアピール【Krush】

稲垣の蹴りと林のパンチが交錯(撮影・須山杏)

 3R、稲垣はいきなりワンツー。林は圧をかけてパンチを連打。稲垣は押し返し左ストレートを何度も当てていく。林はなおも前に出る。稲垣は左右に動いて的を絞らせない。それでも前に出てパンチを出す林。稲垣の左インローがローブローとなり一時中断。再開後、林がパンチ、ヒザも稲垣はガードを固めしのぐと、前に出てパンチ。林は右アッパー、右ミドル、ヒザ。中盤、ともに笑顔を浮かべて打ち合う。稲垣はパンチの連打から右ハイ。林は距離を詰めパンチを繰り出すが稲垣はクリーンヒットは許さない。しかし稲垣の左インローがまたもローブローとなり警告が出る。再開後の打ち合いも稲垣が林を押し込んだままゴング。

 判定は26-30、27-30、26-30で稲垣が番狂わせを起こした。

 稲垣は試合後のマイクで「このスーパー・ライト級が空位になって“僕が世界を獲らないと始まらない”とずっと言っていて、でもまだまだですね。世界に向かってのトーナメントが決まるか分かりませんが、それまでしっかり準備して、僕が世界のスーパー・ライト級のベルトを巻きます」と大和哲也の返上で空位となっているK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座獲りをアピールした。

「Krush.160」(4月28日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト/Krushスーパー・フェザー級/3分3R
△上垣内一成(月心会ラスカルジム)(判定1-1=30-30、30-29、29-30)茶圓吏久(K-1ジム蒲田チームアスラ)△

◆第1試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)(判定0-2=29-30、30-30、29-30)天野颯大(キング・ムエ)○

◆第2試合/Krushバンタム級/3分3R・延長1R
○坂本寿希(リーブルロア)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)鈴木太尊(谷山ジム小田原道場)●

◆第3試合/Krushフライ級/3分3R・延長1R
○長野 翔(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=30-24、30-25、30-24)小浦 翼(K-1 GYM横浜infinity)●

◆第4試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(3R2分3秒、KO)松本涼雅(月心会チーム侍)○

◆第5試合/K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ(1)/3分3R・延長1R
○ジン・シジュン(韓国/チームサイコピットブルス)(1R2分48秒、KO)FUMIYA(E x F)●

◆第6試合/K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ(2)/3分3R・延長1R
○佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R2分19秒、KO)寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB)●

◆第7試合/K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ(3)/3分3R・延長1R
●林 健太(FLYSKY GYM/Tmile Gym)(判定0-3=26-30、27-30、26-30)稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)○

◆第8試合/K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ(4)/3分3R・延長1R
○ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)(判定3-0=29-27、29-27、30-26)塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)●
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