佐々木大蔵が涙の復活KO勝ち。声を詰まらせ「この一言に尽きるんですが、本当にありがとう」【Krush】

佐々木の連打で寺島が崩れ落ちる(撮影・須山杏)
佐々木は寺島とは2022年6月、Krushスーパー・ライト級王座の3度目の防衛戦で対戦し、KO勝ちを収めている。この勝利でK-1、Krushを通じて10連勝となった佐々木は満を持してその9月に大和哲也の持つK-1王座に挑戦も判定負け。昨年3月のRISEとの対抗戦で白鳥大珠と対戦するも判定負け。6月のK-1横浜武道館大会ではムエタイの強豪パコーン・P.K.センチャイムエタイジムに延長判定で敗れ、まさかの3連敗。今回は約11カ月ぶりの再起戦だった。
1R、ともにオーソドックスの構え。寺島が左ミドルを飛ばすと佐々木はすぐに圧をかけて左ジャブ。そして佐々木は踏み込んで右ストレート。寺島はスイッチを繰り返す。佐々木は右カーフ。寺島も右カーフ。寺島は変則の左ハイから飛び込んで右ストレート。佐々木の顔面をとらえる。しかし佐々木は圧をかけてコーナーに詰めるとパンチの連打。クリンチの寺島だが、離れ際に佐々木が右のショート。圧をかける佐々木、クリンチでしのぐ寺島。しかし佐々木はなおも圧をかけコーナーに詰めるとパンチの連打。最後は右ストレートを打ち抜くと寺島はダウン。そのまま立ち上がれず佐々木のKO勝ちとなった。