大阪コミコン2024開幕。豪華来日セレブに、アンバサダーの斎藤工も興奮!自身は「攻めたコスプレ」にトライ宣言

開幕宣言を行った斎藤工

斎藤工が今回コミコンに来た理由とは……

 セレモニー終了後、囲み取材に応じた斎藤工は、コミコンの良さについて「日本で開催する前から、すごいお祭りが行われていると憧れていた。日本でも開催してくれるようになってからは、どの映画祭よりも、日本がカルチャーをしっかりと受け止める祭典、空間として、すごくフィットしていると思う。何度もいらっしゃるセレブの方がまた来たいと思える空間だと実感しました」とその印象を語った。コミコンの醍醐味のひとつであるコスプレを自身もするのかを問われると、「結構攻めたコスプレをトライしようかと思っていたのですが、何個か案を出して、何個か弾かれ(笑)、ものすごい渋いニッチなところに着地。3日目に着ようと思っています。なんなのかパッと見分からないので説明のビジュアルが必要だということで、着いてから説明していました」と、聞いてはみたものの、全く予想のつかないコスプレ予告。

  また、ステージで共演したセレブたちについては「スクリーンを通して出会った人たちばかりなので、映画館の座席に座っていた少年時代に戻るようだった。みなさんがサービス精神にあふれていて、最後の集合写真の時にトム・ヒドルストンさんがソフィアさんをさりげなく中央に誘うなど、こまやかな気遣いをしていた。セレブという言葉でくくるのは違うのかと思いながらも彼らのオーラの奥深さのようなものは、すごかった」と、来日セレブたちが「セレブ」たる所以に触れたことを語った。

  また、俳優としての活動にとどまらず自身も映画を監督、プロデュースする制作者側でもある斎藤は、アンバサダー就任にあたって「いち、日本の映像業界の人間として、それぞれのセレブの方にアンテナ張っている」とし「『ロキ』のチームは世代も近く、映画の作られ方など、日本の映画業界側の人間として今後の日本映画がどう自国性を生かして進化していくかのヒントをつかめたらと思っている」と、ハリウッドの最前線の映画制作事情について触れる目的があることを明かす。2日目に開催される自身のステージイベントについては「今、日本でも俳優という立場から作る側になることが、少しずつ変化(をしており)、日本の俳優の形が変わりつつある現状を、僕の実体験を元に皆さんに伝えたい」と語ると、公式ブースを出展しているストップモーションアニメ『パタリアン』にも言及し「ライフワークである移動映画館(cinema bird)という被災地や途上国に映画体験を届けるプロジェクトで、ストップモーションアニメを作った同士である秦俊子さんと、こういう華やかなステージで一緒にお話しできることを楽しみにしています」と、意気込んだ。また、ほかにも大阪コミコンには斎藤工の関わる作品が出展。出演作である怪獣造形界のレジェンド・村瀬継蔵の初総監督作『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』について触れ、「日本で開催される、日本のコミコンに意味を持たせてくれている集大成の作品に関われてうれしいし日本中の特撮を愛する人が集まった作品。日本のコミコンのエッセンスになると思う。村瀬さんのアイデンティティーを伝えたい」と、日本ならではの作品や作家を発信する場としての大阪コミコンを盛り上げていく意欲を見せた。

  大阪コミックコンベンション2024(大阪コミコン2024)は、55日(日祝)までインテックス大阪(大阪市住之江区)にて開催される( https://osakacomiccon.jp/ )。

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