INFINITIES、8ROCKS、RAISERZがCS進出決める! シーズン王者はLegitに 〈Dリーグ R13〉

Valuence INFINITIES(c)D.LEAGUE 23-24

 日本発のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE 23-24 」(以下、Dリーグ)レギュラーシーズンのROUND.13が5月3日、江東区の東京ガーデンシアターで行われ、Valuence INFINITIES(以下、INFINITIES)、KOSÉ 8ROCKS(以下、8ROCKS)、FULLCAST RAISERZ(以下、RAISERZ)の3チームがチャンピオンシップ(CS)への進出を決めた。また既にCS進出を決めていたCyberAgent Legit(以下Legit)は対8ROCKに敗戦し今シーズン初の黒星となったものの、シーズンチャンピオンに確定した。

 レギュラーシーズンも残すところ1ラウンドとなり、CS出場権獲得に向けて、各チームが勝ちにこだわった戦い方でぶつかり合い、いずれの対戦もドラマティックな展開となった。

 ファーストマッチから”スリリング”だった。CSに出場するためにはもう1戦も落とせない状況のavex ROYALBRATSと独特な世界観の作品でDリーガーたちにも刺激を与え続けるLIFULL ALT-RHYTHM(アルトリ)の対戦。aRBは「スリル」をテーマにした作品で、途中から黒い目隠しをつけて一糸乱れぬパフォーマンスをしてみせるパートをかなりのボリュームで展開。終盤、目隠しを取って笑顔を振りまくと、観客のハートを持っていった。それに対してアルトリは強いメッセージ性を持ちながらも表情や独特な動き満載のアルトリの世界観でアピールしたが及ばなかった。

KOSÉ 8ROCKS(c)D.LEAGUE 23-24

 8ROCKSはここまで負けなしで突き進んできたLegitを下し、CS進出を決めた。「Signature(シグネチャー)」をテーマに掲げた作品で、大阪のチーム「MOTAL COMBAT」のRINをSPダンサーとして招き、同チームのシグネチャールーティーンを8ROCKSで進化させた。冒頭から印象的で、舞台に照明が入ると逆立ちやパワームーブで静止状態のメンバーのシルエットが浮かび上がり客席はザワザワ。高いところから低いところへと水が移動していくかのようにショーケースがスタートすると、観客は前のめりに。約2分間、メンバーの一挙手一投足にくぎ付けだった。

 快進撃を続けるINFINITIESとSEGA SAMMY LUXは、さながら”遊び心”の対決に。INFINITIESは音と遊ぶといった雰囲気の作品で、タップダンスのタップを踏む音、ドラムの音などが作りだしたリズムにINFINITIESらしさを合わせたショーケースで魅了した。

 RAISERZは、Medical Concierge I’moon(以下、I’moon)と対戦。バイクのエンジンをふかして男の強さを前面に出した作品で、男らしさと女性らしさのぶつかり合いとなった。ただ、I’moonが用意してきた女性のしなやかな強さを表現して会場を掌握した圧倒的な作品には叶わなかったものの、CS進出を決めた。

CyberAgent Legit(c)D.LEAGUE 23-24

 本ラウンドでは、DYM MESENGEERSがDip BATTLESに勝利。Benefit One MONOLIZ対SEPTENI RAPTURESはドローだった。KADOKAWA DREAMSはノーマッチだった。

 本ラウンドの様子は、D.LEAGUEの公式YouTubeチャンネルなどでアーカイブ配信している。

 レギュラーシーズンのファイナルとなるROUND.14は5月19日開催。

  以下、CS進出を決めた3チームに本ラウンド勝利チームを加えた6チームのリーダーのコメント。

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