THE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERらライブで最高の思い出 タイのアーティストとアジアの熱気届ける

PSYCHIC FEVER


 最初にライブパフォーマンスを披露したのは
PSYCHIC FEVER。

 ライブ前のトークで「この時間が大切な時間になるように、最高の思い出になるように盛り上げさせていただきます」と渡邉廉が話していたが、冒頭から人間の本能に呼びかけるようなエキゾチックな「Up and Down」で会場内の空気をビリビリさせ、「HABANERO」ではそれをメラメラさせる。途中、小波津志は「リハーサルから眠れないぐらい楽しみにしていた」と明かし、「今日1日のエネルギーを使っていただきたいなと思います。みなさん、ついてこられる準備はできていますか?」。そして、やってほしいことがあると、次にパフォーマンスする「Bitter Sweet」のサビをアカペラで歌いながらオーディエンスに手の振りかたをレクチャー。完璧な仕上がりの客席の状態に笑顔を浮かべた。切ないラブソングを歌いはじめると、MC前の熱気はどこにいったのか、会場に涼しい心地よい風が吹き抜けた。ラストは「みなさん、一緒に歌って!」と「Just Like Dat」で締めくくり。小気味よいリズムに合わせて振られるフラッグで客席は緑色に波打った。

 PSYCHIC FEVERはまもなく最新ツアーをスタートする。アジアでの開催も含まれたアジアツアーだ。小波津は「僕たちならではの熱量を感じ取っていただけるライブになりますのでチェックしてください!」とアピールしていた。

MA55IVE THE RAMPAGE

 最後に出演が発表されたMA55IVE THE RAMPAGEは2番目に登場。THE RAMPAGEのパフォーマー5人、LIKIYA、神谷健太、山本彰吾、浦川翔平、鈴木昂秀によるヒップホップユニットで、1週間前のクラブでのライブも大盛り上がり。本イベントでのライブも同様だったという。

 割れんばかりの歓声を浴びながら登場した彼らが用意したのはアゲ&攻めのセットリスト。冒頭の「No.1」から見る限り会場は総立ち状態。「フー!」「イェーィ」と、いつもの「キャー」とは別の低めの歓声が響く。凄みのあるパフォーマンスで圧倒するも一転、MCではメンバーは「MA55IVE THE RAMPAGEでーす」「こんにちは」「こんにちは」とそれぞれ挨拶。山本が「僕らのゴールデンウイーク、これで終わっちゃう!ぐらい楽しみだったんですけど、みなさんはどうですか?」。すると、神谷と浦川で「あっちサイドに負けないぞ!」「こっちサイド負けてられないという話ですよ!ゴールデンウイークに日本中で一番ここをアツい場所にする準備できてますか?」と会場の左サイド右サイドで対決。「じゃあ真ん中を……」と促されたLIKIYAはハハッと笑うと「真ん中とかこっちとかじゃなくて全体でひとつになりたい。 Are you ready everybody?」。そしてそのながれで「Wild Boy」へ。最新曲にも関わらず、客席も「オーオオオオー」と一緒に声を合わせた。その後、もはや合図ともいえる山本のあおりに続いて「RIDE OR DIE」。メンバーはステージの左サイド、右サイドと移動し、ジャンプしたり、マイクにかみつくように言葉を吐く。それがまたエンジンとなって、オーディエンスは縦方向にヒートアップ。彼らが最初に世に放った楽曲「Determined」でこれ以上はないと思った盛り上がりを更に押しあげると、ステージを後にした。